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リア友からのリクエスト(仮)です。
びっくり、あの人、蘭江戸を知らなかったんですよ。なので、こちらを過去一の速さで書き上げました。
オランダ×江戸
時は江戸時代、オランダとの貿易が盛んであった時代のお話だ。
長崎にある人工島。人々の間では出島と呼ばれるその場所は、波止場を囲む石垣や立ち並ぶ異国情緒あふれる商館、そして何よりも、その容姿も言語も異なる人間が、ここが日本であって、日本ではない。その境界線、唯一の玄関口である事を物語っている。
とっくに夜の帳は降りて、島は静寂の宵闇に包まれていた。
そんな出島の、ある警備が厳重な屋敷から、淡い蝋燭の光が漏れている。
「ふぁ〜」
普段は何かしらで隠している顔を隠さずに、江戸は大きなあくびをした。
「江戸、もう寝るかい?」
江戸の目尻に浮いた涙を拭いながら、穏やかな声でオランダが問いかけた。
「ん、まだ蘭ちゃんと話したい」
フルフルと首を振りながら、自分よりも随分と身長の高いオランダに身を預ける。
「江戸……。その気持ちは嬉しいし、いちいち可愛いし、僕も江戸とまだ話してたいけど。これ以上いると諸々ダメな気がして……
そこまでオランダが言いかけると、ん?と声を漏らしながら腕の中にいる江戸へと視線を下ろす。
「えど…?」
少しばかりの沈黙の後、気の抜けたオランダの声が部屋に木霊した。
「寝ちゃったかぁ……」
苦笑いを浮かべながら頭を抱えるオランダを他所に、ギュッと掴む江戸の寝顔のなんと穏やかな事だろうか。
コメント
2件
全てが推しカプすぎて心臓が持たない、、、尊い
「あ、第8話まで読んできたんですね。しかもリア友さんに蘭江戸を布教するために書いた回なんですね……!」 江戸の大きなあくび、普段隠してる顔を見せてるところ、そして「蘭ちゃんと話したい」って甘えてるシーン、全部可愛すぎて胸がきゅっとなりました。オランダが「いちいち可愛い」って言うのも納得です。最後に江戸が寝ちゃったときのオランダの苦笑いと、それでも穏やかな寝顔を見てる優しさがすごく伝わってきました。 第6話までしか公開されてないみたいなので、続きがすごく気になります……!