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洗濯物を干し、ベットに腰掛ける。
何だか力が抜けてポスンとベットに横になる。
そのまま仰向けになって天井をみる。
外から車の音や、鳥のさえずりが耳に入る。
誰もいなくなって、声が部屋からなくなった途端外の世界の音が入ってくる。
(…静かすぎるな)
見る気もないテレビをつけ、音を増やす。
あれからどんだけ時間が経ったのか、月陽昼寝をしていた。
迫る眠気に身を任せれば直ぐに寝れた。
慣れないこと、精神的疲労が出ていたのだろう。
ピンポーン、ピンポーン。
玄関からチャイムがなり、月陽は目が覚める、軽く頭を振り、前髪をかき揚げ、玄関を開ける。
楽しげな夜桜は馬鹿でかいアタッシュケースを持って、
「ただいま!」
「あ、うん」
月陽は少し思考を放棄した。
夜桜は勝手に上がり、アタッシュケースの中身を取り出して、珈琲豆と、手動ミルなどの珈琲道具一式を机の上に置く。
「夜ご飯の買い出しの前に、珈琲飲も」
それは、月陽が興味を持っていたものだった。
夜桜は月陽の期待したような顔を見て満足気にふにゃふにゃした顔をしているのだった。