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結局、何かよくわからない気分に侵食された、その30分くらい後。
未亜さんからSNSメッセージが入った。
『突然ですが、明日は皆で海に行きましょう。9:30集合。装備は水着と適当に羽織る物。他に長袖Tシャツと軍手も必須です。他に持っている人は水中眼鏡とかシュノーケルとか浮き輪とか。交通機関は自転車の予定です』
おいおい、僕より先に全てリセットしていやがる。
例によって、読んでいる最中に同報メッセージが入ってくる。
『行きます!』
『宜しくお願いします』
先輩は例によって返事はない。
既に寝ているようだ。
取り敢えず、僕も参加表明をしておく。
装備は……短パンとTシャツでいいかな。
後はタオルはある。
強いて言えば水中眼鏡は持っていないけれど、まあ別にいいか。
という事で、洋服が入っているプラケースを開けて、明日の準備にかかる。
◇◇◇
結局、僕の荷物は軍手、長袖Tシャツとタオルのみ。
それを一応ディパックに入れて行ってみると。
彩香さんは僕と同じように、ほとんど荷物無し。
美洋さんと未亜さんは若干、ディパックがパンパンな感じ。
川俣先輩は色々大荷物。
釣りにも使ったクーラーボックスに、色々詰まった感じの、大きめのボストンバッグを1つ持っている。
そのボストンバッグを、僕の自転車の荷台にくくりつけて。
「よし、行くぞ」
自転車にまたがり、海を目指す。
「どこの海水浴場へ行くんですか」
「とりあえずは林戸海岸。頭子海岸は人が多すぎる」
という訳で、例によって15分もしないうちに到着。
砂浜の入口入ってちょっとのところに、自転車を止める。
5台まとめてワイヤーで鍵をかけ、砂浜へ。
海岸は、まあまあの人出。
少ないとは言えないが、ぎっちりという程でもない。
そこそこ空いたところで、川又先輩がボストンバッグから何か取り出す。
テントだった。
あの六角形の巨大な奴ではなく、もう少し小さいもの。
「パラソルは自転車で持って来られないけれど、これなら大丈夫だしな。念の為に先生に色々と借りておいたんだ」
という事で、組立開始。
ポール2本を伸ばして、端をスリーブに入れて、フックで本体をポールに固定していき、上からカバーを掛けるだけ。
簡単だ。
「では女性陣は中で着替えるぞ」
という訳で、僕はしばしテント外で待機。
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