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テントの入口が開いて、中からぞろぞろ出てきた。
もともと中に水着を着込んでいたし、それほど時間はかからなかった模様。
彩香さんも遊び用水着を購入したらしい。
上下セパレートタイプでも露出少なめで、かわいらしい感じの水着だ。
美洋さんは青色の花柄のワンピース風。
未亜さんはデザインはタンクトップと短パン、という感じの水着。
そして先輩は、競泳用です、という感じの水着の上にTシャツを羽織っている。
それ以上、細かいところを見ると恥ずかしくなるので省略。
取り敢えず、皆可愛いし似合っている。
「セッティングしたら、ここで寝ている。飲み物等はクーラーボックスから取れ。色々なペットボトルがあるが、中身は全部、紅茶の冷たいのだ。一応、昼飯も用意した」
「ありがとうございます」
わざわざ作ってきてくれたらしい。
当たり前の事だけれど、用意として気づかなかったな。
そう言っている間にも、先輩はテントを模様替え。
各所をゴム等で止め、開口部最大のサンシェード状態にして。
「では、昼飯の前に起こせよ」
そう言って中で横になる。
本当によく寝る人だ。
まあ、荷物番含めて大変有り難いけれど。
「では行きましょう!」
美洋さんが真っ先に飛び出していく。
そして彩香さんも。
「海水浴は始めてです。住んでいたのが山国だったので」
なんて言いながら、楽しそうにあたりを見回しつつ海へ。
「これくらいの人出なら、ちょうどいいのです」
そう言って未亜さんも。
なお、美洋さんと未亜さんは微妙にガチ装備。
水中眼鏡にシュノーケルまで持ってきている。
「フィンは歩きにくいので、テントに置いてきたのです。必要なら取ってくるのです」
本当の本気装備だ。
海水は、入った瞬間こそ冷たいと感じたが、実際はぬるい。
そして、取り敢えずここは遠浅、波も割と穏やかだ。
それでも泳いでみると、結構楽しい。
穏やかながら、波に乗ってすっと動く感じが面白いし。
なので、ちょっと沖側から波に乗って戻る、を繰り返していると。
だーっとテントの方に走っていく彩香さんが見えた。
何だろう。
気になるので、ちょっと戻ってみる。