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夜の港湾地区。
潮の香りに混じって、火薬と血の匂いが漂っていた。
💚「派手にやってくれてるね……」
ゆうたは静かに呟きながら、倉庫の上から戦場を見下ろしていた。
ひゅうがが先陣を切り、ヴェルデの構成員を次々と薙ぎ倒していく。
正面突破というより、ただの”蹂躙”。
銃弾が飛び交う中、彼は傷一つ負わず、笑いながら敵を潰していた。
💜「ははっ、やっぱりこういうのが一番楽しいな!」
一方、ゆうまは薄暗い路地の影に溶け込み、気づかれぬように動き回っている。
彼が現れるたびに、一人、また一人とヴェルデの兵が沈んでいく。
💙「んー、思ったより脆いねぇ。もう少し楽しませてくれないとつまんないなぁ……」
その様子を、倉庫の上からスコープ越しに確認しながら、ゆうたは小さく息をついた。
💚「……さて、本命は?」
その瞬間——
💚「——ッ!」
銃弾が頬をかすめた。
ゆうたは咄嗟に体を倒し、別の位置に転がる。
次の瞬間、先ほどまで彼がいた場所に、もう一発の弾丸が撃ち込まれた。
💚「……ふぅん」
ゆうたはゆっくりと息を整えながら、スコープを覗いた。
遠く、クレーンの上に一人の男が立っていた。
ヴェルデのNo.2——“百発百中の悪魔”
💚「やっと来たか」
ゆうたはスコープを合わせ、狙いを定めた。
だが——
💚「——ヤバっ…」
次の瞬間、再び弾丸が飛んできた。ゆうたはギリギリで身を引き、回避する。
💚「へぇ、速いね」
ゆうたはニヤリと笑った。
スナイパー同士の戦い——一瞬の油断が”死”を招く。
💚「面白いじゃん……どっちが本物か、試してやるよ」
🧡「ボス、戦況は?」
あむぎりの声が無線越しに響く。
❤️「ひゅうがとゆうまが順調に制圧してる。だが、問題は——」
やまとは静かにモニターを見つめた。そこには、ゆうたとヴェルデのNo.2が対峙する様子が映っている。
❤️「……ゆうたが狙われてる」
やまとは眉をひそめた。
❤️「おい、あむぎり。今すぐゆうたのバックアップを——」
🧡「ちょっと待って……まずいかも」
❤️「何?」
あむぎりがキーボードを叩く手を止め、モニターを指差した。
🧡「ヴェルデ、まだ何か仕掛けてますよ……これ、ただの襲撃じゃない。もっと大きな”狙い”がある」
❤️「……何だと?」
やまとの目が鋭く光る。
❤️「俺のゆうたを狙うなら……覚悟はできてるんだろうな…?」
やまとは冷静に呟いたーーーー
続く 〉〉〉