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どうぞ~
「ただし」
「こいつはもう俺の娘じゃないからな」
その瞬間――
〇〇の手が止まった。
翔太の服を掴んでいた手が、ゆっくり力を失う。
玄関の空気が凍りつく。
💜「……は?」
💗「ちょっと待って」
💛「それどういう意味だよ」
父親は冷たい顔のまま言う。
「言葉通りだ」
「面倒見れない」
「母親もいない」
「だったら俺一人じゃ無理だ」
淡々としている。
まるで、ただの事務的な話みたいに。
その間――
〇〇は何も言わない。
ただ、下を向いたまま。
翔太が気づく。
💙「……〇〇?」
返事がない。
〇〇の目は開いているのに、焦点が合っていない。
💚「……ショック受けてる」
🖤「そりゃそうだろ」
ひーくんが父親を見る。
💛「あんたさ」
💛「子どもの前で言う言葉じゃねぇだろ」
父親は少しだけ目をそらす。
「……じゃあどうしろって言うんだ」
「俺だって突然だ」
「仕事もある」
「生活もある」
「子ども一人育てる余裕なんてない」
玄関がまた静かになる。
誰もすぐには言葉を出せない。
すると――
翔太が静かに言う。
💙「……帰れないんですよね」
父親は翔太を見る。
💙「この子」
💙「もう家ないってことですよね」
父親は少し黙ってから答える。
「……そうなるな」
その言葉で。
リビングの空気がさらに重くなる。
💗「……マジか」
💜「いやそれ…」
🧡「どうすんねんこれ」
その時――
〇〇の声が小さく聞こえる。
〇〇「……しょっぴー」
翔太がすぐ見る。
💙「ん?」
〇〇は下を向いたまま言う。
〇〇「……わたし」
少し止まる。
そして、すごく小さな声。
〇〇「……じゃま?」
その言葉で――
玄関の空気が完全に止まった。
💗「……」
💜「……」
🖤「……」
翔太の表情が変わる。
すぐ、しゃがむ。
💙「違う」
即答だった。
〇〇が少し顔を上げる。
目が真っ赤。
💙「邪魔とかじゃない」
💙「そんなこと誰も思ってない」
〇〇の目からまた涙が落ちる。
後ろで、舘様が静かに言う。
❤「……一度落ち着きましょう」
父親を見る。
❤「今日は一度帰ってください、すみません」
❤「このままだと子どもが限界です」
父親はしばらく黙る。
そして――
小さくため息をつく。
「……分かった」
そう言って、玄関の外へ下がる。
「また来る」
それだけ言って――
帰っていった。
ドアが閉まる。
家の中が完全に静かになる。
そして次の瞬間――
〇〇の体がふらっと揺れる。
💙「……おい!」
翔太がすぐ支える。
〇〇は完全に力が抜けていた。
💚「まずい、限界きてる」
💜「部屋連れてこ!」
翔太は〇〇を抱えて、急いでリビングへ戻る。
小さな体は、まだ震えていた。
続き待ってて!
ばいすの
コメント
5件
天才すぎる!!!!!!!!!