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2 - 第2話 一緒にいさせて 前編

♥

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2025年05月21日

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本人様に関係ありません

実況者様二次創作

読めれない人戻ってね


nk side


静かな学校。


最終下校時刻は過ぎて、オレンジ色の光が俺の足元を照らしている


その学校の教室の1室は複数の男の声が響いている。


そこで俺は__

「ねッ、…ねぇッ…、、」

話しかけているけれど、


br「ッそれでねぇww」

sh「そうなんだなww」

kn「えぇ〜…、、でもさぁ〜ッ?ww」

kr「嫌、やっぱりこれだろ!」

sm「いやいや、これだろ!」


相槌など帰ってこない。

俺の大切な親友のハズなのに。

皆、俺がいくら話しかけても全くこっちを見てくれない。


無視されている。


そう自覚するのに時間はかからなかった


なにかしてしまったのだろうか。


先生「お”〜い!お前ら!さっさと帰れ!最終下校時刻過ぎてるぞ!」

br「ゲッ!先生!」

sh「まじか、もう結構時間経ってたんだな」

kr「ちょッ急いで帰るぞ!」

sm「う〜い」

先生だ。

俺が今後の進路について困っていた時に、親身に相談に乗ってくれた、優しい先生

それでも__

nk「あのッ先生!」

先生「残ってる生徒はお前ら”5人”だけだからな〜!鍵閉めて職員室にもってこい!」


あんなに優しかった先生も、俺を無視する。



皆が職員室へ行ってる中、トボトボと俺は校庭を歩く



nk「どうして俺は無視されるんだよ!!」


夕日に照らされた広い庭を俺は悪態を突きながら歩く



nk「皆と一緒にいたい…、、皆と一緒に話して、バカわらいしたい…、、」

ここ数ヶ月、ずっと願っている事を口に出した






俺のそんな願いが天に届いたのだろうか


真上から、夕日よりも更に眩しい光が差し込んできた


神「迷える仔羊よ、私があなたの願いを一つだけ、叶えてあげましょう。どんな願いでも。

さぁ、私に言ってご覧なさい?」


信じない。信じないけど…、、叶うなら………!!!



nk「皆…、、俺のこと無視してくて…、、皆嫌いになったんだと思うけど…、、それでも皆と、親友と一緒に話したい。なんでもないことでも、馬鹿みたいに笑い合って…、、ポロポロ、、…皆とこれからも仲良くしたい…、、だから…、、



1人じゃさみしいから…、、皆と一緒にいさせてッ…、、!!!!




神「…、、それが…、、あなたの願いですか?」

この願いが叶うのなら


nk「はいッ…、、」


神「…、、わかりました。私はあなたにどんな願いでも叶えると言いました。なので叶えましょう。

それでは、失礼」


nk「ありがとう…、、ございます」


神「…、、余計な一言かもしれませんが…、、あなたの親友も、先生も、

あなたのことを無視したんじゃありませんよ?」


nk「…、、どういう…、、」


神「ただ、あなたの声が届かないだけです。校庭をずっとブラブラとしているのに関わっていますね。」



nk「ッ!!!!!」



まさか…、、



nk「まって!!!さっきのお願いは変えさせて!!」


神「もう決まってしまったことなのです。

大丈夫ですよ、1次的にこちらに来られますが、あなたが**『親友の命がなくなれ』**と言った

ことは伝えないであげます。」


ダメ…、、絶対ダメ!!だったら皆…、、こっちにきたらダメだ!!!



神「それでは…、、さようなら。」



nk「まって!!ッ…まってってば!!」



スゥゥゥ…………(消えていく)




nk「ダメだよ俺の方側に来たら…、、来たらダメだッ!!」





nk「あ”あ””あ”ッ」(大泣き)









br side


真っ暗な拾い空間で真っ黒の水に満たされていて溺れる夢


ここ数ヶ月、ずっと見る


真っ黒な水はどんな光も吸収して、なにもみえない

真っ暗な空間は光が無いことへの恐怖を何倍も増やしてくる


光が無いと、人間の目はなにも見えないはずなのに


どこからともなく、彼が現れて、決まってこういう


nk『なんであのとき飛び出したの?』

nk『なんであの時、俺が死なないといけなかったの?』

nk『なんでお前が死ななかったの?』

彼は優しい


赤の他人でも自分の事のように全てを考える彼が


僕みたいなのには眩しかった


夢に出てくるnkは僕を責めたいわけではないかもしれない。

もしかしたら、これは僕が見ている幻覚かもしれない。

今見ている夢が、僕の罪をさらけ出すのなら、


夢を見たくないのなら、眠らなければいいけれど、

それでも、僕が夢を見続けることで、nkを殺してしまった愚かな僕の贖罪になるのなら


よろこんで、こんな悪夢を見続けよう。





sm side



nkが死んでから、俺達はバラバラだ。


多分皆、nkがいない現実に心が追いついていないんだと思う


実際、俺もそうだから



学校の授業には休みながらだけど、ちゃんと行ってる


それでも、皆いつもみたいな生気に満ちた顔をしていない


うまく表面上で取り繕ってるけど、長くは持たない


それでも、ここ数ヶ月おかしい


学校の図書室で本を読んでいるときも、


昼休みに皆で御飯を食べてるときも、


皆で、nkと一緒に撮った旅行や、学校行事、遊んだときの写真を見て感傷に浸っているときも





どこからともなく、気がついたら視線を感じる


いつの間にか、ずっと見られている感覚



それは家では感じない。学校でだけ感じる視線


nkに会いたくて…、、幻を見ているのかもしれない


精神が参ってしまっているのか、


これは俺の罪がそのまま現実にできているのだろう。



あの時、俺につきあえわせてしまっていたせいで帰るのが遅れてしまった。


俺があのとき、図書館へ連れて行ってしまったから…、、早く学校から帰っていれば…、、


あの時、俺が皆を引き止めなかったら…


これは俺の罪だ

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