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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ども、主です。それでは本編どうぞ!


ーNoside

💙には今回の事件の犯人には、心当たりがあった。それをそっと💜に耳打ちしたが、やはり頭の回転が早いのか、「わかっているよ」という返事が帰ってきた。今日向かっていたのは、厨房場。御用邸のお菓子を作っていたのも、ここだという。❤はというと、実家から送ってもらった資料をもとに、どこでそんな危ない毒を手に入れたのか、💛と共に調べていた。

💙「、、、💗様、、、。」

そっと呟く💙の隣には、💗が眠っている。顔色は安定しているが、完全に動けるほどでもなさそうだ。たまに息が荒くなるので、そっと背中をさする。意識はほとんどないようだ。

💗「自分を責めないでほしい。」

そう、女官に水をかけられ、手紙を書き直してもらいに行った時に言われた言葉を思い出した。その時の💗は真剣な眼差しだった。きっと、全て見抜かれているのだろう。💗の少し怒った表情から、早く自分で本当のことを言えと言うかのようだったのを痛いほど覚えている。

💙「僕は大丈夫です。」

知らぬ間に、そう呟いていた。なんたって、由緒ある毒味屋の一人息子だ。ちょっとした女官の虐めくらい、親父の拳骨に比べれば塵にも及ばない。そう、自分に言い聞かせていたつもりだったけど、自然と涙が溢れてくる。大丈夫でも、やっぱり傷つくものは傷つくのだ。その涙を誰かがそっと拭った。💗だった。

💙「💗様っ!!」

💗「静かに。俺が今起きたら大騒ぎだろ?」

💙「、、、すみません。」

💗「、、、(ギュッ)」

少ししょげてる💙を顔が見えなくなるくらい、💗は抱きしめた。力が少し強すぎたか、💙はポンポンと背中を叩く。「すまない」と言って💗は手を離した。他の者たちに見られていないかどうか、もう一度、辺りを見回した。宦官は壁に寄りかかって居眠りをしている。女官も寝ているようだ。

💗「、、、なぁ💙。」

💙「な、なんでしょう。」

💗「、、、もう少しだけ、ここにいてほしい。」

💙「、、、御意。」

💗「もっと近くに。」

💙「、、、!?それは流石に、、、。」

💗「ダメだ。もっと近くに来い。」

💙「ダメですっ!」

💗「、、(グイッ)」

チュッ

💙「///!!!??」

💙には一瞬、時間が止まったように思えた。唇には、生ぬるい感触が残っている。無理やり引き寄せられ、唇が重なってしまったのだ。こんなのを誰かに見られたら、自分の首は吹き飛びかねない。💙は平然を装い、気だるそうに寝床をゴロゴロしている💗の頭を撫でる。

💗「、、、ふふっ、気持ちいい。」

💙「、、、そうですか。」

💗「なぁ、もっと撫でろ。」

💙「えぇ〜、、、。」

💗「んじゃ、今晩はこれを枕代わりにする。」

💗は、いつもの枕を床に投げ捨てると、💙の膝の上に頭をちょこんと乗せた。行燈(あんどん)の灯る夜、💙はゆらゆらと揺れる明かりに照らされた、膝の上でもゴロゴロする💗を見つめる。

💙「、、、僕も寝たいので戻ってもよろしいでしょうか。」

💗「ここで寝れば良い。」

💙「ダメです。」

💗「、、、んじゃ、こうする。」

💗は膝枕をやめて、💙を無理やり自分の布団の中に入れる。💗の腕が邪魔で、まともに声すら出せなかった。ぬいぐるみのように💙を抱きしめ、しばらくしたあとに頭の上から寝息が聞こえてきたのを💙は確認した。でも、一向に抜け出せそうにない。見張りの宦官がひとり起きたので、こっそりと助けを求めた。宦官も察した様子で、外に出してくれた。

宦官「お気をつけて。」

💙「ありがとうございます。」

💙はてくてくと、ひんやりした廊下を歩く。事件の説明は、明後日だ。それまでには確実な証拠を掴まないといけない。💙は月を見上げた。満月だ。

💙「(、、、💜くんってホントすごいやつなんだな、、、。)」

ほんのり、甘い感情を💙は一人、抱いていた。


はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくお願いします!それじゃ、おつてぬ〜

皇帝の息子になんか恋しちゃいけません!

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