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蕎麦屋2階…「粋で色気のある空間」とされ、江戸落語にも語られる存在です。現代で言うと俗に言うラブホみたいな存在です。
『おう、坊主旦那いるか?』
煉獄家とぶら下げてある門を掃除している千寿郎に話しかける。
『父上ならお部屋に居られると思います。』
千寿郎が案内をする。
『ありがとうな 』
宇髄は千寿郎の頭を撫でると千寿郎は微笑み掃除をまた開始した。 槇寿郎の部屋の戸を開ける。
『来たぞ旦那』
宇髄が部屋に入ると槇寿郎が正装を着ており正座している。
『宇髄君来たのか。じゃあ行くとするか 』
槇寿郎は宇髄の手を握る。宇髄は微笑み足を進める。
宇髄と槇寿郎は城下町に着く。
『鬼が居なくなるとこんなに日常が暇だとはな』
槇寿郎がつぶやく。
『けど暇なおかげで旦那とデートできるけどな』
宇髄が槇寿郎を見て微笑むと槇寿郎は罰が悪そうにし、そっぽを向く。
『旦那機嫌直せって』
宇髄はそっぽを向いた槇寿郎の手を握る。
『仕方ないな。』
と照れくさそうに言い、予定していた茶屋に入る。
団子とお茶を注文をすると椅子に座る。
『その、宇髄君が良かったらなんだが今日蕎麦屋の2階を取っているんだ。どうだ? 』
槇寿郎は恥ずかしそうに言う。宇髄は呆然とし、固まる。
『……そのやっぱりなんでもない。』
槇寿郎は顔を赤くする。
『いや、全然良いですよ!』
宇髄は槇寿郎に笑顔を向ける。
槇寿郎は宇髄の笑顔に弱いらしい。元々赤く染っていた顔が耳まで赤く染っていた。
夜
『その宇髄君本当にいいのか?私はその、君の友人の父親だし、妻も居たし……』
槇寿郎が恥ずかしそうにする。
『旦那ァ、俺がそんなんで諦めると?しかも俺にも妻三人も居るし。』
宇髄が槇寿郎の肩を掴みグイグイ言い寄りながら誇らしげに言う。別に誇らしいことでは無い。
『本当に良いのか?』
槇寿郎は宇髄の手を握り言う。
『良いってんだろ。』
宇髄が槇寿郎の手を握り返し接吻をする。 槇寿郎は、自然と口から甘い声が出てくる。宇髄が暫くし、唇を離すとツーと白い糸が伸びる。槇寿郎が放心している。そこへ、宇髄が槇寿郎の顎に生えている無精髭を愛いしそうに触る。
『や、辞めんか』
槇寿郎が照れくさそうに宇髄の手を振り払う。
コメント
2件
そっぽむいて照れくさそうに言うの正直言って可愛すぎんか、?