「はッ、はッ…」
おれは青井らだお。院長じゃない。院長じゃないから…
ちがう、ちがう…
「つらい、な」
気付いたら泣いていた。いつ涙が出たかもわからない。ただつらい。それだけだった。
「ふ、ふ…」
泣いている声を堪えながら、無我夢中で、どこかに向かっている。どこに向かっているんだろう、自分でもわからない。
「も、むり…」
息を忘れて走っていたため、苦しくなり立ち止まる。
「たす、け…」
「…らっだぁ?」
「し、ちょっ 」
「今はしょぼすけでいい。どうした?」
「つら、いのッ、おれ、いんちょッじゃないからぁッ、」
「…どうしてほしい?」
「ぅあッ、なるっせ、ひな、のッ、」
「……」
「とろッさ…」
「ちょっと待ってろ。…」パチンッ
しょぼすけが指を鳴らした瞬間に、nqrseが現れる。しょぼすけは心配そうに顔をしかめている。
「nqrse、らっだぁを見守っててくれ。」
「……は?え?らっだぁ…?」
「なるッ、せぇッ」
「…パニックになってる?」
「あの二人呼ぶのに、ちょっと時間が欲しいんだ」
「あー…はいはい。 」
「助かる。」
やだ、いやだ、いなくならないで。
しょぼすけ、しょぼすけッ、
「…落ち着け、俺がいるから」
「なる、せ?」
「そうだ、nqrseだよ。」
「…ん」
なる、せ。温かい。
「よしよし…」
「ぅ…」
しばらくすると、しょぼすけが帰ってきた。
とろさん、ひなーのは?なんで、いないの?
「ぁ、」
「待て、今来るからな。」パチンッ
「とろさっ、ひな、のッ」
「ん?ここどこだよ」
「あれ?患者さんは…?」
「…よし、nqrseご苦労だった。」
「あーい」
「…もしかして、だお?」
「いんちょー!?なんで泣いて…」
「つらいのッ、やなのッ、」
「…はー、しゃーないな。」
「いんちょー、頑張りましょ!」
「…猫麦、“一緒に“な」
「あ、そっすね!…いんちょー、一緒に頑張りましょっ」
「…ぅん!」
「よかったわー」
落ち着いてきた。…迷惑かけちゃったなぁ。
「しょぼすけさん、さささんと釈迦さんも呼べません?」
「えっ、疲れるんだけど…」
「メンケアも大事っしょ、はよ呼んで」
「わかったよ…」
さささん?釈迦さん?
…なんか大変なことになりそうだな。
_らっだぁさん
「ッ、」
やば、頭いた…
「いんちょ、?」
「だお?」
_らっだ?ァさん
ちがう、さささんはそんな人じゃ
_らッダァさ?ん♡
やだ、やめろ
「ぁ、ぁ、」
「らっだぁ!?」
「ちょ、おい!」
「いんちょー…」
さささん、たす、けて…もう、
いやだ
コメント
2件
ありがとうございます最後さささんに助け求めてるのいいな!!ありがとうございます