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相手『』
自分「」
sideによって変わりますので、ご注意ください.
運命の人とは1度離れる。
そんな言葉を聞いたことがあるだろうか。
それは本当なのだと、俺は思った_。
仁人side
勇斗と付き合って2年。
勇斗は、M!LKが有名になりはじめて、佐野勇斗としての仕事も忙しくなっているようだった。
「おはよう」
そう声をかけても、勇斗からの返事はない。
疲れているからそりゃそうだと、心に言い聞かせて、朝ごはんをつくる。
朝ごはんを作っていると、勇斗が起きてきた。
『おはよう。』
勇斗はまだ眠たそうな目をしていた。
「無理に起きなくて良かったのに。笑」
そう優しく声をかけると、勇斗はこういった。
『もっと仁人と一緒にいる時間がほしかった。』
その声が優しくて、心に染みる。
「…そっか、笑」
俺は勇斗に無理をさせたくない。
だから今日も勇斗の代わりに俺が無理をする。
『行ってくる』
「行ってらっしゃい。」
そう言葉を交わし、俺は家事をする。
俺が無理をする理由。
俺が我慢したら昔みたいに笑い合えると思ってるから。
勇斗は最近忙しくて、俺に甘えることも無くなった。
そして、俺に少し当たってくるようになった。
『ただいま』
その声が聞こえると、嬉しくて玄関まで行く。
「おかえり」
そう答えると、勇斗は少し疲れているようだった。
『ご飯できてる?』
「ごめん、あとちょっとなんだよね」
そう謝ると、勇斗はため息をついた。
『んじゃあ先、風呂入ってくる。』
少し冷たい声。
昔はそんなことなかったのに。
そう昔と比べてしまう。でも我慢をしたら昔に戻れる。そう信じていた。
勇斗side
俺は最近ありがたいことに仕事を沢山貰っている。
でも、そのせいで俺は仁人といる時間も少なくなって、仁人に八つ当たりをしてしまう。
出したい言葉と反対の言葉が出てきてしまう。
その度に仁人は眉を下げる。
ごめんな。
仁人side
「勇斗ごはんできたよ」
そう勇斗に呼びかける。
『ん、わかった』
またさっきと同じ少し冷たい声で返事をされた。
ご飯を食べていると勇斗に話しかけられた。
『なぁ仁人。』
「ん?どうした」
俺はさっきの勇斗とは違う優しい声で返事をする
『あのさ、俺、今忙しいじゃん。』
分かりきったことを言われて驚く。
なんと言われるのだろう。謝られるのだろうか?
『それで、思ってることとは反対の言葉が出てきちゃうんだよ。』
思ってた事と違うことを言われて驚く。
その返事に困って下を向くしかなかった。
『俺、仁人をそのことで悲しませてるよな。』
「……うん、」
『俺考えたんだよ。俺がまた、これからも仁人の眉を下げるなら、別れた方がいい。 』
俺が聞きたくなかった言葉。
たとえ勇斗が八つ当たりをしてきたとしても、俺はまた昔に戻れるなら良かった。
別れるという選択なんてなかった。
「…勇斗はそれでいいの?」
俺は、勇斗から【別れたくない】その言葉を聞きたかった。
『…うん。もう仁人を悲しませたくない。』
でも、勇斗は欲しい言葉をくれなかった。
「…そっ、か。わかった。別れよう。」
勇斗はもう、俺の事が好きではないんだろう。そう思った。
というか、そう思わないと俺の心が持たなかった。
『でも、仕事はちゃんとしよう。今まで通りでいい。というか、今まで通りがいい。』
そう勇斗に言われて、俺は頷くしかなかった。
勇斗side
「俺、明日の朝、ここ出てくわ。」
俺の判断は合っていたのだろうか。
もう仁人の眉を下げたくなくて、その決断をした。
だけど、その判断を仁人に話した時、仁人は眉を下げた。
どうすれば良かったんだよ。
『勇斗、』
いろいろ考えていると、仁人に声をかけられた。
『今までありがとう。元気でね。』
さっきとは違い、眉を下げずに優しい笑顔で言ってきた。
「…ありがとう。これからもよろしく。」
一応M!LKとは一緒にするわけで。だから 【さようなら】も、【またね】も口にしなかった。
たぶん仁人も同じ気持ちだろう。
そして、布団に入った瞬間、いつもはしないのに、仁人は抱きついてきた。
朝起きて、仁人が作ってくれた朝ごはんを食べて、出発する。
「今までありがとな。これからもよろしく。」
その一言を仁人にして、家をあとにした。
でも、俺の耳には聞こえていた。
『…絶対また戻ってきてね。約束。』
その一言を仁人が小声で言っていたこと。
仁人side
勇斗と別れて1年。
俺は毎日、夜になると勇斗のことを考えるようになった。
勇斗は今頃なにしているのか。
仕事は一緒だけど、帰る家は違うわけで。
何処にいるのか。誰といるのか。
何も分からない。
でも隣は俺じゃなくなったことは確かだ。
勇斗side
仁人と別れて1年。
夜になると仁人のことばかり考えていた。
自分で突き放しといて、未練ばっかで。
前までは、帰る家が一緒だった。
だけど今は、帰る家もちがう。一緒の時間を過ごしているのかももうわからない。
もう、俺が俺じゃなくなったかのようだった。
山中side
勇ちゃんと仁ちゃんは、ふたりとも心に穴が空いたような顔をしていた。
ふたりとも相手の顔を見る度に眉を下げる。
そして淋しそうな顔をする。
俺たち3人はそんな2人を見てられなかった。
ふたりとも、相手のことを想ってるのに。
今までのふたりじゃないようだった。
勇ちゃんは仁ちゃんに全然行かなくなって
俺たちはそんなふたりをもう見たくなかった。
だから作戦を実行した。
仁人side
山中「今度久しぶりにオフ被ってるしみんなで遊び行こうよ!」
柔太朗はそう言った。
正直もう勇斗のことばかり考えて、もう疲れていた
だから気分転換に行こうと思った。
…勇斗と仲直りできたらなとか思ったり。
「俺行くわ」
そう一言を残してトイレに向かった。
勇斗side
仁人が行くと答えた。
俺はどうしよう。
曽野「勇ちゃんも行くやんな!?」
山中「ちなみに行かないとか無しね笑」
そうふたりに押され行くことにした。
仁人と仲直りできたらな…とか。笑