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僕が君を想ったところで、君はもう応えてはくれない。
僕が君を追いかけたところで、君はもう振り返ってはくれない。
僕が君に歌ったところで、君はもう何も返してくれない。
心の中の深い傷はいつまでも消えない。
生きている限りもう叶わない願い。
いっそ死んでしまって、君と同じところに巡りついたら僕のこの傷は消えるのだろうか。
あの子のいうことに間違いはない。
そう思ってはいけないんだ。
本当は。
僕は欲張りだ。
何かを見失っていた。
君が言っていた一番大切なことを忘れていた。
君が願った一番大切な、受け継ぐべき願いを忘れていた。
自分は愚か。
でも君の願いは叶える。
出来るところまでだけど。
叶わなくたって、君がほんの一瞬でも見てくれているならいいんだ。
