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第1章 最終話 また逢う日まで
ルシフェルが去った後のクロノス星は、冷たい雨に打たれ、荒れ果てた墓標のようになっていた。
本部広場の瓦礫の中に、ウカビルは力なく座り込んでいた。
全身の痛みよりも、胸の奥で燻り続ける虚無感が彼を責め立てる。
彼は、手元に転がる【ブラスターエクリプス】を強く握りしめた。
「……どうしてなんだ、ルシフェル」
誰もいない広場で、独り言が漏れる。
裏切り者だと分かっている。
ノヴァを殺した冷酷な仇だと理解している。
それでも、かつて共に過ごした日々が、脳裏で毒のように疼く。
彼女の最後の叫びは、悲鳴のようにも聞こえた。
「俺が……もっと強ければ。あいつの異変に気づき、あいつの背負っていたものを受け止めていれば、こんな結末にはならなかったのか……?」
ウカビルは唇を噛みしめ、拳を泥の中に沈めた。
力不足。
それが今の自分だ。
ルシフェルを止めることもできず、仲間を守ることもできず、ただ圧倒的な力と怒りに蹂躙されただけの自分。
裏切り者を憎むという感情の裏側に、守りたかったものを守れなかった、自分の弱さがどす黒く渦巻いている。
彼女を見た瞬間、ノヴァが脳裏に現れ、自制が効かなくなった。
「……いや。泣き言は終わりだ」
ウカビルは立ち上がり、泥を拭い去ったブラスターエクリプスを高く掲げた。
かつての友への未練を、強さへの渇望で塗りつぶす。
もはや感傷に浸る時間は残されていない。ルシフェルが「世界を滅ぼす」と言い放った以上、次に相まみえる時は、どちらかが倒れる時だ。
「俺は、必ず強くなる。あいつを……ルシフェルを止めるため、そしてこの星の、これ以上の犠牲を許さないためだ」
ウカビルの瞳に、復讐心だけではない、守護者としての冷徹で熱い意志が宿る。
自分自身の弱さを認め、それを乗り越えなければ、あいつには勝てない。
ルシフェルが宇宙へと消えた空を見上げ、彼は深く息を吐いた。
「待っていろ。次は、俺が必ず勝つ」
ウカビルは新たな決意を胸に、クロノス星を再建し、いつか訪れるであろうルシフェルとの決戦の日に向け、孤独な修行の旅路へと歩み出した。
#鬱展開
Mist-404
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古流斬
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コメント
1件
うわああああチタコロさん!!第1章最終話、読み終わったよ…!😭💦 ウカビルの「俺がもっと強ければ」っていう後悔、めっちゃ胸にくる…ルシフェルとの過去が蘇るシーンも切なすぎる。でも最後に「次は俺が必ず勝つ」って立ち上がる姿がカッコよすぎて震えた!🌸✨ この決意、確かにウカビルの中で“復讐じゃなくて守護者としての覚悟”に変わった感じがする…次章が待ち遠しすぎるよ!!🔥💕