テラーノベル
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魔理沙最推し
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次の日
目が覚めたら、
いつもなら大騒ぎの外
いつもなら散らかっている部屋
いつもなら鳥の声が聞こえる。
いつもなら、聞こえるはずだった。
今日はなぜか
私の鼓動の音
私の呼吸の音
それ以外、聞こえなかった、なにも。
異変を感じつつ、
支度をして
私は外に出た。
なのに
やっぱり誰もいなかった。
私がどこかに迷い込んでいるのだろうか?
いや、、そんな二次元みたいなことはあるはずがない。
しぶしぶ待ち合わせに向かって歩いて行く。
人はいないし
環境音もない
ただ
同じ景色
同じリズムで鳴り響く鼓動
これだけが聞こえる。
ループしているのか?
迷い込んでいるのか?
いや
そんなはずはない。
ただ、
あまりにも続く
人気のなさと同じ景色に
少し気味が悪かった。
どんどん奥まで歩いていたら
集合場所についていた。
やはりループしていたのは勘違いだったのだろう。
あれ?
いつもなら3人、
2人は集合場所についている。
だけど今日は
彩乃。
彩乃だけいた。
いや、彩乃だけじゃなかった。
彩乃と
ひとりの
少年だけいた。
そう。昨日見た
“小さな”少年だった。
外見は小学生。
でも、何十年、何百年も生きているような、不死身のような、。
私は疑問に思って彩乃に聞いた。
「あ、彩乃、?、こ、この子、は、?」
「あぁ、この子迷子になっちゃったんだってさ、」
「親がいないらしくて、、。」
捨てられたのか?
でも。
泣いていなく、
逆に心のどこかで笑っている
そんな気がした。
でも
そんなはずはない。
と私は自分の気を否定した。
この時は。
「て、てか、湊と蓮は?」
「湊はまだしも、蓮はいつも早く来る、はずだよね、、?」
「私も知らないわ。でも、2人とも今日からずっと連絡がつかないの。」
「え、?!それって、、大丈夫なの、?!」
「わかんない、でも、すごく嫌な感じがする。」
ほんとに、嫌な感じ、
なんだろう。
言語化できない。
「と、とりあえずこの子を、どうするか、だよね。」
「ええ、そうね。」
「ねえ、君はなんて言う名前なの?」
とその少年と視線を合わせてしゃがんだまま私は聞いた。
「僕は類だよ。お姉ちゃんたちはなんて言う名前なの?」
と小学生のわりにはすらすらと話を進めてくる。
「私は彩乃。よろしく。」
「類くん、こんにちは。私は雫だよ。よろしくね、君は何歳なの?」
「僕は“永遠”の10さいだよ。」
永遠、?
でも、聞き返すのも良くないと思った。
小学生で、いろんな事情を抱えている。
そう思ったからだ。
別に「できる」「できない」は気にしてなかった。
帰したいという思いでこの言葉がこぼれた。
「大丈夫だよ、私が戻らせてあげるからね。」
この事態が起きたこともなく、
聞いたこともない。
それなのにできるわけがないこと。
なぜ言ってしまったのだろう。
言い直すためのそのたった一言、
言うことができなかった。
その勇気は私にはなかった。
類がぼそっとなにかをいう。
「戻らせれるかな?」
てか
「僕が連れて行かせるから。」
え?
「、なにか、言った?」
「ううん!なんでも。」
彩乃はスマホを手に取った。
だが、圏外だった。
どうしようと私たちが焦っていると
「そんな“ただの板”別にいらなくない?圏外なんだしさ!」
「“ただの板”?」
この子、スマホを知らない、?
雫は気づいていない。
スマホを知らないんじゃなくて、
この異世界は、インターネットを使わない。 スマホ、いや、“ただの板”はなんの役にも立たない、
ということだ。
「邪魔者が来たらいやだし、、ね?」
「邪魔者って、だれのこと?、」
類くんは数秒無表情の顔で私を見つめた。
「、あは、警察の人とかだよー!」
何を言っているの?
「君、ううん、類くんは、迷子なんでしょ?警察は邪魔者じゃないよ。」
「そう。雫の言う通り、るいくんは迷子。警察を呼んだ方がいいの。」
少年、いや、類が言う。
「ううん。僕、実は迷子じゃないよ。」
え?
コメント
3件
第3話、一気に不気味な空気になりましたね。日常が消え去った静寂、そして「永遠の10歳」を自称する類くん。スマホを「ただの板」と呼ぶところで、彼が異世界寄りの存在だと確信しました。「僕が連れて行かせるから」という意味深な台詞もゾッとします。この世界のルールがじわじわと壊れていく感覚が好きです。続きが気になります!