ザザッ((走る
日が完全落ちた。
そろそろ鬼も活発しているはず。
鬼「ギャァァウゥッ!」
チャキッ((刀を抜く
私「宇宙の呼吸 壱ノ型 流星円舞」
ズシャッ((
今日も体調は好調だ。
このまま行けばいつもと変わらず任務を終えられる。
(数十分後)
私「…あれー、何でだろう、鬼に遭遇しない…」
かれこれ山を30分くらい走ってるけど、
鬼に遭遇したのは先程の一体のみだ。
私「鬼の気配はするんだけど……ん??」
(後ろを振り返る)
ザザッ((影が動く
え、今人影?が木に隠れたよね、?
私(…というか、…この気配…、!)
私「おい、無惨。いつから後ろに居た。」
(出てくる)
無惨「ほう、よく気づいたな、〇〇の実力で。」
私「時々馬鹿にするの何?」
私「…それより、」
無惨「何だ?」
私「やたらと鬼が出ないと思ったら…まさかお前のせいか?」
無惨「〇〇が怪我をしないようここの鬼は私が全て移動させた。感謝しろ。」
…やっぱり無惨の仕業か、。
私「は?私は鬼殺隊だ。鬼を狩るのが仕事なの。邪魔されちゃ困るんだけど。」
無惨「仕事がなくなって良かったな。そのおかげで私は〇〇と話が出来る。それに、〇〇も怪我をしなくて済む。一石二鳥じゃないか。」
私「お前と話す事は無い。」
無惨「そうか?でも私は山ほどある。」
私「っ、話が通じないなぁ、!」
私「それと、私が鬼殺隊だって事忘れてないでしょうね?」
チャキッ((刀を抜く
私「宇宙の呼吸 参ノ型 星空の幻想」
無惨「、!?」
ピュッ((かすり傷を付ける
私(ッ、流石、この技をかすり傷で済ますとは…)
無惨「私を殺す事を諦めたらどうだ。〇〇は私にかすり傷しか付けることは出来ない。そしてそれも、」
ツ-…((傷が消える
無惨「すぐに消えてしまう。〇〇、お前の攻撃は私には効かない。」
私「ッ、」
知っている。
でも私は諦めない。
きっと今の私は、数日前の私より強いはず。
いや、今日の私は、昨日の私よりも強くなっているはず。
毎日必死で鍛錬している私の強さを、
私「舐めるなよ、。」((ボソッ
無惨「あ?」
ダンッ!!((踏み込む
無惨(…来るか。)
私「宇宙の呼吸 玖ノ刀 彗星長蛇!」
無惨「、!?」
グサッ
(予測不能な動きで間合いを抜け、素早く同じ所を何回も斬る)
私「、ッ、フゥ、フゥ、」
無惨の再生速度はエグいと知っている。
再生速度は早すぎて、まず切断自体が不可能。
だからこそ、同じ所を素早く何回も斬らないと、攻撃は無意味。
私(、っ、そんなこと、知ってるけど、)
3回は切ったはず、なのに、
私「切り落とせない、か、」
無惨「諦めろと言ったはずだ。だが、私に刃を入れたこと、それは褒めてやろう。」
私「、お前のせいで、罪の無い人間がどれだけ死んだと、」
無惨「知らない。人間は私達鬼にとっては食料にすぎない。一々数える必要も無い。」
私「ッ、なら、なぜ私を殺さない、!」
無惨「言っているだろう。私は君に好意を向けている。好いている相手を殺すほど私は馬鹿ではない。」
私「ふざけるな。私がお前に堕ちるとでも?」
((睨む
無惨「落として見せよう。そして、お前を鬼にし、永遠に私の隣に居てもらう。」
ゾワッ((
私「、!?」
無惨「…。」
鬼「グァァァァ!!」
私(やばい、!周りみてなかっ、…)
グシャッ((潰れる
無惨「…私と〇〇の邪魔をするとは。雑魚鬼にも程があるな。」
私「…」(唖然)
あれ、?私今、守られ、た、?
無惨に、?鬼の始祖に??
無惨「怪我は無いか。」
私「え、あ、…まぁ、。」
…あれ、鬼ってこんな行動するっけ?
いや、しなくない?
禰豆子ならするけど、鬼の始祖だよ?
生きる事しか考えられない奴だよ?
なのに、?そいつに私が、
無惨「何をぼーっとしている。」
私「…、あー、もうさ、お前調子狂う。」
無惨「???」
私「何なの?鬼なら今までどうり鬼の行動しとけよ。しかもお前無惨じゃん、何で私の事守るのかな。え??」
無惨「〇〇が好きだからだ。」
ドキッ
私(はっ、!)
いや、ドキッじゃ無いよ、私。
…あ、でも、、悲鳴嶼さんが前言ってたっけ、?
悲鳴「名無…”鬼とは人間が変わって出来たもの…元は人間だった生物”だ…鬼が出来ることは、私達人間もできるはずだ…」
て事は、
裏を返せば人間にできること、感じる事は鬼もできるし、感じる。…って事、?
と言うか…そうか、
無惨も、何百年も前は人間だったんだ。
元々鬼って訳では無い、。
私「、ッ、」
そう考えると、何だか複雑な気持ちになってくる。
私が今、刃を向けている相手は元々人間だった者。
家族を殺して、私の仲間の大切な人まで奪って、最低。酷い。憎い。と、恨みたくもなる。
けど、
元は人間。その言葉がやはり、心に引っかかる。
胡蝶「人も鬼も皆、仲良くすればいいのに。」
そうだ、胡蝶さんの言う通りだ。
鬼の主食が人間じゃなければ、…
私(せめて雑草とかならまだ…うん、)((殴
それなら人と鬼は仲良くなれていたのかな。
私(なんだろう、色々考えてたら無惨が少し可哀想に…。もちろん憎いんだけど、)
無惨「〇〇、また固まって…」
私「帰ります。」
無惨「まだ夜明けじゃないが?」
私「私は鬼殺隊です。話してる暇なんてない。」
私「私は、お前を必ず殺すからな、。」
ザッ((走る
無惨「…ふっ、面白い。」
(蝶屋敷へ)
ガラガラッ((ドアを開ける
私「炭治郎!!」
炭「?〇〇どうし…」
私「ちょっと鍛錬付き合って!!」
炭「え?」
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩
コメント
4件
二人のファンだわ、あー尊い(´pωq`)
○○ちゃん可愛い!もっと無惨に堕ちてほしい