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神威学園入学の為の二次試験。詠心が来る事を信じて1人、マリスとウィルグペアと戦うサファイア。その試合から時間は少し前に遡る。
都心にある神威学園。その校門の前で一次試験通過者連絡事項と書かれた紙を持ってウロウロとしている少年がいた。彼の前にはバスの停留所が幾つも並んでいる。
「えっと…、第三修練場へは神威学園からの直通バスが…」
そう呟くのは無造作なパーマのかかった黒髪を束ね、符尾のように垂れ下げた少年だった。彼、一野瀬詠心は学生鞄から取り出した紙と停留所を交互に眺めながら首を捻っている。
「あれか…いやこっちかな?」
「おい」
「はい?」
詠心が振り返ると、そこには金髪の少年が立っていた。彼は胸の前で腕組みしながら、顎を引いて詠心を見下すような*****************
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