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「今のは…」
第三修練場の上空に突如として響いた不快な音。それは紛れもなく不協和音ノ獣の襲来を報せるものだった……。
その音を聞き不安げな表情を浮かべる詠心や他の受験者達と、厳しい顔付きになるサファイアや神威学園の在学生と教職員である試験官達。
そんな状況で真っ先に動いたのはカンパネラだった。闘技場での戦いの余波から観客席を守る為に張られた結界、それを闘技場横に設置された大きな銅鑼にバチを叩き付ける事で解除する。
「お前達、急いでこちらに！」
彼女は闘技場に立つ詠心達へ声を掛ける。
「観客席にいる神子以外の教職員や運営は建物の中へ！」
カンパネラの叫びに、動揺から動きを止めていた周りの人達が堰を切ったように動き始める。彼女は同時に闘技場横＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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