「人形」 前編
・青×水×(桃)
・ホラー
家に行く度、毎回毎回人形が増えている
俺も、そんなに好きなんやって思うだけでそれ以外は気にしなかった
でも…凄くリアルな人形を見つけたんや
顔…手や足も人間にそっくりやった
[数日前]
青「水ってさ〜、人形飽きへんの?」
水『ん〜、飽きないかなっ!』
俺「なんでや?」
水『だってさっ!人形って”沢山の種類”があってみんな可愛いんだもんっ!ニコッ』
青「人形ってみんな、顔一緒やろ」
水『い、一緒じゃないもんっ!また家に来てよ…!』
青「行くわ、w」
水『楽しみに…してるね♪』
[現在]
ピンポーン
水『はーいっ!! 』
ガチャッ
水『いらっしゃい〜♪』
青「お邪魔しまーす」
水『入って入って!!』
青「はーい、」
[リビング]
また、人形が増えてる
本当に好きなんやな〜
青「なぁなぁ」
水『ん〜?どうしたの??』
青「桃と最近ずっと連絡取れないんやけど…なんか知っとる?」
水『うーん、知らなーい』
青「ぁ、そ……」
青「あとさ、水って自分で人形作ったりするの?」
水『うんっ!作るよ!!』
青「あ、そうなんや…」
水『ちょっとトイレ行ってくるね!』
水『あと、”あの部屋”には絶対行かないでね!!』
青「おん、分かった」
トコトコ…
青「何であんなに冷静なんや、?」
桃との連絡が取れないって言うのに、水は反応が薄い
桃と水も友達なのに…何で、 、
青「”あの部屋”…」
“あの部屋”は俺が初めて水の家に遊びに行った時から毎回言われている
青「行ってみるか…」
前々から気になっていたため、俺は足を運ぶことにした
ソローリ…ソローリ…(扉の目の前に立つ)
青「ふぅ…、 、お邪魔します…」
キィィィィィィ…~
青「…ッ?!」
俺が見た光景はとんでもないものだった
周り1面は血で真っ赤に染まっており、そこら辺に人形が転がっている
机には作りかけの人形まで置かれていた
そして、周りには糸やトンカチ…
青「う、嘘…やろっ?!」
思わず大きな声を上げてしまった
机の横には【完成した人形】と書かれていた箱が置いてあった
青「も、桃…!桃…ッッポロポロッ」
俺は泣いた
だって、親友が人形にされているのだから
これで確信した、水はもともと人間だった人たちを人形に変えている
桃「に゛…ゲテ…((ピクッ」
青「も、桃…ッ?!ポロポロッ」
桃「は゛く…ニゲ…て、 、おれ゛、ハ…モウ無理…ダヵラ」
人形ながらも必死に訴えかけてる桃を見て俺は自然と涙が出てくる
早く…早く逃げないと…ッ
ギュッ…(桃(人形)を抱きしめる)
桃「ぁ゛…ッポロッ」
青「助けるからな…ッ!」
俺は人形になった元を持ってすぐに水の家を出る
バレたら…俺も人形にされるかも知れない
タッタッタッ…!
俺は急いで玄関前まで来た
青「はぁ、はよ…はよせんとっ!!」
息を切らしながら、俺は急いで靴を履く
グイッ…!
その瞬間、”誰かに引っ張られた”
⇒後編に続く
next ⇒300♡
コメント
2件
続き楽しみに待ってます!
天才やん…