マジですか??
すっっっんごい嬉しいです!!!!!
これからも頑張ります!
では!
本編へ!!!
どうぞ!
再び彼と出会ってはや2ヶ月も経った
それでも向こうは俺のことに気づいてないのか
お互い学校ではまともに話したことがない
彼はすぐにクラス委員長と副生徒会長になった
彼は
話がうまくて、すぐに友達もできた
俺とは真逆な人間だ
職業柄か…人とはあまり話さない
最近話した人って誰だ?
そう思い出そうにもそんな人中々いない
それでも、あの貼り付けた様な笑みには歪さ…違和感しか抱かなかった。
近頃は特に、その歪さが目立って俺の目には見えた。
放課後、俺は旧校舎を一人、歩いていた
他の生徒は部活は終わりもう帰っているため
今日はいつも以上に辺りは静かであった。
今では使われなくなった旧校舎には人なんかいなく、いつもどうり静かだった
ヒビの入った硝子から差し込む夕日が宝石の様に綺麗に揺れているのが
その姿が俺は好きで
こうやってきれいに晴れた日はこの夕日の明かりを度々見に来ていた
その光と共に別の音が俺の耳に入ってくる
今日は残念ながら、先客がいたようだな
奥の教室から打撲音と誰かに浴びせている罵声がしっかりと聞こえてきた
いじめ…と言うやつなのだろうか
旧校舎は確かに寮や、他の校舎と違い見回りの先生などは来ないため、
こんないじめは発覚しないのだろう
それでもなんとなく、少し空いている教室のドアから中の様子を覗く
彼が居た
勿論いじめている側ではなくて
いじめられる側
二人の男子生徒が蹴ったり殴ったりしている
それに女子生徒1名が罵声を浴びさせている
最初は少し抵抗でもするのかなと思い覗いていた
が一向にその気配がない
今思えば少し疲れていたのかもしれない
普通こんな事を見たら黙っておくか
先生に言うだろうか
まぁ『普通だったら』だったらの話何だけどもね
ガラガラッ
教室の扉を開けると乱雑に机は後ろに下げられ
窓際に追いやられた彼が殴られている
srh「何してんの?」
mb「あぁ?お前には関係ないだろう?」
mb「もしかしてさwこいつwww」
mb「いじめられに来たんじゃないのwww?」
srh「あ~何やってるかはわからないけどさ……、」
srh「そんなんじゃ全然効かないよ…こうしないと ねッ!」
一人の男子生徒の腕を強く掴んで
膝で骨を折る
いつ聞いてもこの音は嫌いだ
身に危険を感じたのかもう一人が
俺に殴りかかってくる
いつも殺り合ってる奴らと違い、動きには隙が多く
足をかけるとすぐに体制が崩れ顔面から地面にぶつかった
(あれ絶対に鼻折れてるな〜)
腕が折れたぐらいで慌てふためく二人に三人目が駆け寄る
mb「な…なんなんだこいつッ……、!」
mb「こんなことしてもいと思うのかよ」
mb「やばいよ!〇〇腕が折れてる、!!」
mb「チッ……、覚えていやがれ!!!」
そんなテンプレな悪役のセリフを吐き捨てて3人は何処かに行ってしまった
彼の顔を見るとポカンとして
驚いているいるようだった
srh「大丈夫…?」
ng「ッ……、この状態で大丈夫にッ……、見えるならあなたの目ん玉腐ってますよ…」
そう言いながら口元の血を手のひらで彼は拭った
srh「無駄口が聞けるならひとまず大丈夫そうだよね」
srh「ところでさ、君…普通の人じゃないよねなんで抵抗しないの?」
ng「ッ……、」
何も言わないっていうことは、『はいそうです』って言ってるようなものだ。
ng「抵抗しても、…嗚呼言う、後先考えない馬鹿はやめませんよ…」
srh「ふ~ん生徒会の人にやっててもバレないってある意味凄いよな」
彼は前に、イヤホン越しであったことは覚えてないようだ
たとえ写真が渡されていたとしてもあの頃俺は
髪を染め
あっこから身長も伸び
肩につくぐらいだった髪を切っているし
気づかないのだろう
ng「ッ……、!私のこと知ってるんですか?」
驚いたように彼が答える
srh「同じクラスだしね、…」
ng「…………はぁ、…そうですか」
少し間を開けて彼が口を開く
ng「………ッ私は人に借りを作るのが嫌いなんです。」
srh「………」
ng「何がいいですか?私の出来る範囲なら何でもいいですよ?」
見返りなんて最初から望んでなかったんだけどな
俺はいじめられてたやつにお願い聞いてもらうような最低なやつに見えるのだろうか。
srh「じゃあ……、友達になってよ」
ng「は?そんなんでいいんですか?あなた友達沢山いそうなのにですか?」
srh「俺に友達が多そうに見えるなら君の目ん玉腐ってるね、」
ng「ッ……、はいはいわかりましたよ!」
同じ言葉で返されたから彼は何も言い出せなかった
ng「ところで、あなた名前は、?」
srh「セラフ…、セラフダズルガーデン」
ng「ふ~んそうですか」
自分から聞いてきたのに何だその態度
イヤホン越しに話した時とは彼の印象は大分ちがって見えた、
きっとこっちがほんとうの彼の姿なのだろう
わざわざ皆の前では猫被って
ng「じゃあセラ夫ですね」
srh「は?何が?」
ng「あだ名ですよ?あなた本当に友達いないんですね」
それでも皆の前でヘラヘラしてるときよりかは、いくらかマシに見えた
ng「もうとっくに知っているでしょうが私の名前は、四季凪アキラです」
srh「………、じゃあ凪ちゃんだね」
ng「はぁ?何が?」
srh「あだ名」
ng「…、何でちゃんなんですか?」
srh「何となく」
ng「ふはッwなんですかwwwその理由ww」
いつもの貼り付けたような笑みとは違い彼は、腹を抱えて思いっきり笑う
srh「何処か可笑しい?」
何だこうやって笑ってたほうがずっといいじゃんか
ng「いえwww」
無理に笑わなくたってさ
ng「では、改めて助けていただきありがとうございますこれからよろしくお願いします セラ夫、」
ng「うん、よろしく」
こっちのほうがずっとずっと綺麗に笑えてるのに
窓から差し込む夕日はいつも以上に、
綺麗に見えた
コメント
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お、おめでとうございます、、いつも助かってます…