魔王それはゲームで例えるとラスボス的存在であるそんな魔王に支配された世界を取り戻そうと一人の人間が立ち上がった
○○城
姫「本当に行くの?アリーシャ」
不安げに聞いてくるのはこの国の王女レイラ様だ
幼い頃から一緒で片時も離れたことは無い
『ええ、この国の為ならば命など惜しくはありません』
僕は今まさに魔王に支配された世界を取り戻すために魔王討伐へと向かおうとしていた
『この身尽きるまでお国のために捧げましょう』
姫「貴方の強さは知っているけれど・・・
でもお父様が勝手に決めたのでしょう?」
僕はレイラ姫のお父上・国王のクリス様に命を受けた
僕は下級の人間だったためクリス様からは穢れと思われており、レイラ様に近づかせないために魔王討伐と称して僕を消す気だ
以前は妃様が僕に優しく接してくれていたが、昨年病でなくなってしまった
(でも、僕のせいでレイラ様を傷つけるくらいならば)
国「アリーシャ!出発の時間だ!外へ向かえ!」
クリス様が城の外から叫ぶ
『それでは行ってまいります・・・またどこかでお会いしましょう』
きっと最後になるだろうから挨拶をする
姫「・・・ありがとうアリーシャまたいつか会おうね」
レイラ様は泣きながらそう言う
『・・・では』
レイラ様は泣いたままだがそろそろ行かないと怒られてしまう
『ただいままいりましたクリス国王』
国「遅いぞ!アリーシャ!馬車を待たせている!もちろん途中までだがな」
と偉そうに言う
『申し訳ありませんクリス国王』
一礼をすると馬車に乗り込む
『案内お願い致します』
馬車の運転手に挨拶をし乗り込む
『行ってまいりますクリス国王。必ずやこの世界に平和を。』
国「・・・さっさと行け!”命”をかけてこい」
クリス国王はもう帰ってくるなとも言いたそうに言う
『では』
コメント
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初コメ失礼します! 何か早苗さんに似てる気がします…