短編集

｢可哀想な人外さん｣の過去編。どぞ

御本人様には一切関係ありません

通報×

｢…ぼくって出来損ない…？｣

決まってるだろ__なにも出来ないでしょう？__まぁ人外だからなぁ__

｢…そっか…ごめんなさい…｣

商店街

｢わぁ…すごい…食べ物いっぱい…✨｣

あん？お前人外か？

ﾋﾞｸｯ

｢…あ…ごめｯ…なさ…｣

ならどっか行け、たとえ人外でも家はあるやろ。

(優しい…?)

［ほら、突っ立ってねぇで、殺されるぞ？］

｢ぁ…はい…｣

ガシッ

｢ｯ…え…？｣

捕まえたぞ!人外だ!

｢ぇ…..やめｯ…｣

ボキッ

｢ぁ”ぐｯ?!?!｣

子供の人外だろうが俺らは容赦しないぞ？

｢い”だ…い”だい”ぃ…｣

『なにしてんの！！』

｢ぐすｯ…｣

『…ねぇ離してあげようよぉ…』

ぺいんとか、良いだろ別に

『ダメ！ほら！行くよ！』(肩車)

｢ぁえ…？｣

あっおい！待て！！！

ダッダッダッ

？？？

｢なん…で…助けてくれたのｯ…｣

『んー…分かんない！』

｢ぼく…人外なのに…？｣

『だとしても！あのままだったら死んじゃうかもしれなかったんだよ?!』

｢…ど…こ…す…｣

『ん…なんて？』

｢どうせ貴方もぼくを殺そうとするんでしょ…？｣

『ぇ？ころ…殺す…？』

｢だって見てきたもん…こうやって人外の弱いとこに入って後で殺すって…｣

『殺さないよ…?』

｢嘘付き…｣

『ほんとだって！ごめ…怖がらせちゃった…？』

｢そうやって明日にはあの人間達に引き渡して殺すんでしょ…!!｣

『ちがｯ…俺友達が出来ないから…友達になろうと…!!』

｢友達ってなに…｣

『えー…？いつでも話し合える…？』

｢やだ..信じないもん…｣

『だいじょぶだよ…これ…上げる…』

ぺいんとが渡したのは5本の綺麗なバラだった。

(綺麗…この子…信じていいの…？)

『ど…どう…？信じて…貰えたかな…？』

｢…ほんとに殺さないの…？｣

『うん！約束！』

｢ぁ…うん…｣

『宜しくね！』

｢よろ…しく…？｣

『そういえば名前は…？』

｢ないよ？｣

『え?!無いの?!』

｢うるさい…｣

『ぁ…ごめん…』

『じゃあさ、俺が付けて良い？』

｢まぁ…？｣

『えー…らっだぁ！』

｢らっだぁ…？｣

『うん！ライラックって言う花から取った！』

｢…ぇへへ…らっだぁか…｣

『やっと笑ってくれた…!!!』

｢…ぁ…ほんとだ…w｣

おしまい！

良いでしょ?!花言葉、入れてみました。

気になる人は調べてみてね！