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あれから四年後
俺は風神さんに呼ばれた
「玄弥、最終選別に行っても良い」
「………え?さいしゅうせんべつ?」
「……いいいいい、行って良いの?!最終選別!!!」
「ただし」
「?」
「俺に一本取ったらな」
「…………はい」
「玄弥ー!師匠はバカ強いからな!覚悟しろよ!!」
「はい!!」
道場
「………行きます」
「あぁ、来い!」
シュッ!
ダンッ!!
シィァァァァァ
「風の呼吸、壱ノ型・塵旋風 削ぎ!!」
師範は反射能力が半端なく強い、だから、それに応戦できるくらいの速さで居ねぇと!!
「風の呼吸、伍ノ型・木枯らし颪」
「っえ?…………う”わぁ?!!」
ダンッ!ドゴンッ!
「玄弥、お前、だいぶ動きが良くなったな!けど、まだまだだ!!」
シィィィィィ
うわっ、呼吸音聞こえた!!こぇぇぇ!!!
「おらぁぁぁぁぁぁ!!」
ガンッ!!バギッ!!
「あ”っ!!」
やばい!木刀が!!
カランっ…………
「はぁっ………はぁっ」
やばぃ……………身体中痛ぇ………
「…………合格だ」
「………え?」
「合格だ、お前は、最終選別に行って良いぞ」
「…………いいん、ですか?」
「あぁ、お前はもう十分力がある」
「呼吸は………まぁ、一応風の呼吸を使え」
俺、風の呼吸あってないもんな()
「玄弥、絶ッッッッッッッッッ対に生きて帰ってこいよ!!」
「じゃないと玄弥のこと丑の刻参りするからな!!」
「いやなんすかそれ?!怖いんですけど!!」
「………玄弥」
「はい」
…………なんだ、何か言われる??
「とりあえず髪切ろうぜ☆」
「え??」
「いやぁ、お前の髪、なんか凄くてwww横がくりんくりんしててwwwぶふぉっwww」
「………あ!!」
そうだ、この一ヶ月ぐらい、俺髪切ってない!!
「わぁぁあぁぁあぁ!!そういう事なら早く行ってくださいよ師範!!」
「あはははははっwwごめんごめんwww」
「ブフッwww待って、めっちゃ面白いwww」
匡近さんまで笑ってるー!キィー!
翌日
「おい玄弥ぁぁぁあ!!てめぇいつまで寝てんだゴラァ!!」
俺は朝、風神さんに叩き起こされた()
「いっでぇ!!何すんだテメェ!!」
「玄弥!今日は最終戦別だよ!!」
と、匡近さんに言われて思い出した
「って、まじかよ!!忘れてた!!」
「バッカお前、何こんな大事なこと忘れてんだあぁ?!」
いや風神さん、朝から元気だな(((
「ごめんまじごめんって!今から準備するから!」
それから数時間後
「終わったー!」
「じゃあ玄弥、俺と一緒に行こっか」
「え?なんで?」
「玄弥、重度の方向音痴でしょ」
「ぐえっ」
そう、俺は重度の方向音痴なのです
俺は前回、兄貴を探していた時に、何回も同じ道をぐるぐるぐるぐるしたり、鬼殺隊に入った時にも、任務の場所に遅れることもあったくらい方向音痴なのだ(((
「うぅ………分かった」
「じゃっ、行こっか!!」