「可愛い」「美人」「かっこいい」
それらはいったい何を基準にして図られているんだろう。
とある時代にいけば歯を黒く染めることで美人になろうとしたし、顔よりも髪色や瞳の色で判断するという国もあるという。
基準なんて一時的かつ曖昧なもので、時代によって変化するものであるはずだ。
だから、この時代に生まれてきたことは、俺にとって運が悪かったのだろう
俺の顔はこの時代でいう「美人」の枠に入るらしい。
この顔によって享受したうまみと苦みは数知れず。いや、圧倒的に苦みのほうが多いのだが。
可能な限り静かにしようと思っても面倒ごとに巻き込まれる、トラブルの根源であるこの顔に辟易としていた。
軍学校に入学して寮生活になったと同時に仮面で顔を隠すようになったことはある意味当然なのではないかと思う。。
人は寄り付いてこなくて静かだし、無駄に話す必要もない。下手に恨みを買うこともないし、俺の顔を目当てに近づくやつもいない。
「変わり者」という称号と引き換えに、平凡な生活が手に入った
スマイルside
sm「…」
(どうも視線が熱い。また陰口か何かだろう.. 下を向いておこう、)
なかむside
na「…(ジー」
(仮面をしてる子が同仕様もなく気になって仕方が無い。、面白そうだから友達になりたいなぁ)
kn「…なかむ?」
br 「あははwあの子仮面してる〜」
よしっ!
na「話しかけようかな。!」
kr 「まじ?!w」
br 「いいね〜」
スマイルside
ふと前を向くと全く知らない人達と目があった
am「アッ.(ビクッ」
(驚いた『変わり者』の俺に近づく奴が居るとは.. とりあえず関わり無くないし無視して置こう)
?「ねぇねぇ!なんで仮面してるの?」
?「初対面に対して一言目それかよw」
?「え?だってさぁ〜、」
?「ごめんね〜?…なかむ!困ってるだろ!!w」
黄色い髪色の人が水色の髪色の人に怒っている
(何なんだこいつら,
水色の髪色の名前は『なかむ』と言うのか。。 みんな髪色が違うのが少し面白い)
sm「…」
?「なんで何も喋らないの〜?」
na「あっ!」
?「わっ。急に大きな声だすなよ、。」
na「自己紹介しようよ!ここに居る皆で!!」
は。、?
na「まずは俺からね!」
(急に自己紹介という物を始めやがった。、)髪色で覚える事にした。
水色は『なかむ』,青色は『きんとき』,黄色は『きりやん』,赤色は『ぶるーく』,緑色は『シャーくん』という名前らしい。
na「よし!俺らの自己紹介は終わった!今度は君の自己紹介をしてよ!!」
(なっ、、まずい。、)
?「よっ!」
sm「ひぁっ!」
急に後ろから肩を叩かれた
sm「あぁ、『グラス』急に来ないでよ、」
gr 「ごめんごめんw」
(本当にイラつくほど驚いたが丁度いい。)自己紹介という物から逃げれる機会が出来た
sm「グラス。ジュース買いに行きたい」
gr 「あぁ。いいぞ!行こうか」
(よかった。これで逃れr)
na「待ってよ!君の名前だけ教えてくれない?」
(名前だけならいいか、)
sm「俺はスマi 」
gr「お前ら誰?」
…
na「俺?俺はなかむ!」
br「僕はぶるーk」
gr「そうかもう良い。お前らに興味ねーし、な?行こうぜ!スマイル(小声」
sm「う、うん」
強引に腕を引っ張られる。少し言い過ぎたと思ったが彼らがもう俺に話しかけて来ないきっかけになったと思い、そのままグラスに付いてくことにした。
ぶるーくside
突然現れた『グラス』と言う奴がなんだか気に食わない..
せっかく僕が名前言おうとしたのに[興味無い]って言われたんだもん。しかもあの子連れてかれちゃったし()
br「なにあいつ。、(ボソッ」
sh 「あーぁ。名前結局分からずじまいだな」
na「何なの?!あの『グラス』って奴!感じ悪ぅ」
kn「確かアイツ。やけに女の子に人気の子じゃ無かったっけ。」
kr「あぁ。!確かにあいつの周りウジャウジャいたなぁ」
「いいな〜」ときりやんがボソッと呟いた
br「僕もっとあの子と友達になりたくなっちゃった!」
(グラスって奴に負けたくないしねぇ〜)
na「俺も!」
kr「なってやらんこともないな」
sh「何様だよw」
全「www」
(絶対に仲良くなってやる!)
スマイルside
いつの間にか自動販売機に着いていた
gr「ジュース奢ってやるよ」
sm「ん。ありがとう」
(ジュースも買ったことだし帰ろうかな‥)
sm「グラス。帰ろ」
gr「だな。今日は色々あったし俺が家まで送ってやるよ」
sm「…」
(信じてない訳ではないが何となく誰にも自分の家を知られたくないな。グラスならいい、か。)
sm「…ありがと」
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