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#恋愛
ばたっちゅ
20,605
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meyu0530
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「この体勢で……?」
「大丈夫だから、少しだけ腰浮かせて」
「え、どうやっ、ぁっ……」
片腕で腰を持ち上げられると、股の間に熱いものが当たる。
既に潤った蜜口は摩擦すら感じさせず、彼のモノをズブズブと飲み込んでいき、すぐに最奥へと到達した。
「ま、って、これ……」
「痛い?」
「ちがっ……気持ち、良すぎて……」
初めて直に触れる、彼の欲。感覚としては避妊具一枚あるかないか、大きな違いはないはずなのに。今私たちを隔てるものが何もないと思ったら、それだけで達してしまいそうだ。
「っ……いつもより、密着してる感じする」
耳元で囁かれると、ぞくぞくと肌が粟立つ。
繋がったまま彼が、耳元を辿り背中へキスを落としはじめると、自分でもわかるくらい中がきゅっと締まった。
「動く前からそんなに締め付けないで」
「ご、ごめん。でも、伊織さんのキスが……気持ち良いから……」
率直な気持ちを伝えると、小さく彼が吐いた息が耳にかかる。
「それ、無意識に煽ってるの、わかってる?」
「えっ」
「……もっと気持ちよくしてあげる」
「ひゃ、ああっ」
私の中で蠢き出した彼の屹立が、深いところで律動を繰り返す。
動き自体は速くないはずなのに、奥を突かれるとグリグリと雁首が襞に引っ掛かる。その度にお腹の底からはしたない声が漏れた。
柔らかなベッドと硬い彼のものに挟みこまれて、味わったことのない感覚が体を支配する。
「い、おりさん……んんっ……」
シーツを掴む手に、彼の手が重なると強く握られる。
「ああ、ひ、さなの中すごいな……熱くて、狭くて……」
だんだんと伊織さんの声がかすれていく。私の中で感じてくれているのだと思ったら嬉しくて、ぎゅうっと肉の襞たちが締め付ける感覚がわかった。まるで彼のものにしゃぶりつくかのように。
「っ……」
濁った水音が寝室に響き渡る。伊織さんの表情は見えないが、彼もまた迫りくる快感に耐えていることは、私の手を握る力と上がった息から想像することができた。
だけど、こんな状況だというのに、もうひとつの欲が生まれてくる。
「伊織さ、ん……ぁっ、顔……」
「え……?」
「んっ、顔、見たい、の……」
息も絶え絶えになりながら、訴える。誰に抱かれているのか、ちゃんと視覚でも感じておきたかったのだ。
「っ、そのお願いは、ずるいな……」
中でまた彼の自身が膨張すると、一気に引き抜かれ向かい合う体勢になった。
休む暇もなく股を開かれ、一段と大きくなった彼の楔が先ほどより深く勢いよく最奥を貫いた。
「やぁぁっ……!」
体感したことのない速さで何度も奥を突かれると、淫らな声が漏れる。理性はどこかへ行ってしまったのか、我慢することすらしなかった。
「ひ、さな、締めすぎ……」
「わか、んなっ……」
「っ、達きそう……」
「あ、ああっ!!」
蜜壺に埋まったモノが膣襞をこすり上げ、ナカはそれを逃がすまいと絡みつく。
摩擦が最高潮を迎えると、どくん、と振動と共に熱いものが吐き出された。達したあともなお痙攣しており、膣壁は彼の子種すべてを搾り取った。
繋がったまま脱力すると、伊織さんは首筋や耳元にキスを落とし始める。
二度目の絶頂を迎えた体は、それだけで敏感に反応してしまったけれど、あまりに彼が慈しむようにキスをしてくれるから、じんわりと体中が多幸感に溢れていった。
「……ごめん、俺早かったな」
「ううん……。伊織さんも気持ち良かったなら嬉しい」
「当たり前だよ。緋真の中、気持ち良すぎておかしくなりそうだった」
やっと伊織さんが自身を引き抜くと、どちらのものかもわからない熱いものが、太腿を伝う。その一滴すら逃がしてしまうのを惜しいと思う私は、心底彼を愛しているのだなと思った。
散々愛し合ったあとで、まだ熱の残る素肌を互いにぴとりと寄せ合う。
たった今まで扇情的な表情を浮かべていた伊織さんの表情は、いたく優しい。
「ごめん、無理させて」
「ううん、大丈夫だよ」
「このままじゃ風邪引くか。ちょっと待って今――」
伊織さんが体を起こすと、しっとりと重なっていた体が冷め始め、寂しさを覚える。
それが嫌で、再び彼を引き寄せていた。
「緋真?」
「もう少しだけ、こうしてたい……」
生まれたままの姿で汗ばんだ体を重ねると、全身に彼を感じられて心地が良い。できることなら、このまま眠りにつきたいとさえ思ってしまう。
なのに、頭上からは少し困った声が落ちてきた。
「いいけど……またしたくなるかも」
「えっ……!」
「あらためて、俺たちって結婚初夜もなかったから、ちゃんとやり直さないと」
「や、やり直すって……」
口を塞ぐように、唇が重なる。
彼にとろとろに甘やかされた体は、抵抗する余力すら残っておらず、されるがままで。
明日のことも何も考えられないくらい、伊織さんが与える快楽の濁流へと飲み込まれていった。
――抱き合っている間、伊織さんが何度も「愛してる」と呟いてくれたから、私も声に鳴らない声で何度も愛を伝えた。
だけどやっぱり言葉にする余裕はなかったから、明日朝起きたら一番に伝えよう。
いや、明日だけじゃない。毎日でも伝え合いたい。
これから何十年、彼と共に生きていくのだから――。
Fin
コメント
1件
美月ゆめか🌸だよ〜! うわあああ最後まで最高に甘くてエモかった…!!😭💕💕 「顔見たい」って言う緋真ちゃんの願い、ずるいって言いながら向かい合ってくれる伊織さん…そのギャップが尊すぎる〜!! 避妊具ナシの描写も「何も隔てるものがない」ってだけでこんなに違うんだってドキドキしたし、 「またしたくなるかも」からの流れ、もう夜が明けるまで愛し合うやつじゃん…!笑 初夜やり直し、これから何十年も続いていく愛の形が詰まった最終話、ほんと良かったです…!! お幸せに!!って全力で叫びたい!!🎊💕 素敵な作品をありがとうございました、寧子さくらさん🌸