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思ってた異世界転生と違う!!

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思ってた異世界転生と違う!!

14 - 反オラクル派のアジト突入!

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2026年01月28日

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重たい鉄の扉の向こうは、想像していたよりもずっと“人間臭い”場所だった。

配線むき出し。

椅子はバラバラ。

壁には落書きみたいなスローガン。

ーー完璧じゃない。

だからこそ、安心する。

「止ま。れ」

低い声。

奥から、一人の女が出てきた。

ショートカット。

鋭い目つき。

腕を組んで、俺たちを睨んでいる。

「…あんたが噂の、街を引っかき回してる異常個体?」

「異常個体です。」

即答したら、リリに肘で突かれた。

「余計なこと言わんでええ!」

女は、視線を俺からリリとミトラへ移す。

そして、はっきりと顔をしかめた。

「…AIか。」

空気が、冷えた。

「悪いけど、」

女は言い切る。

「ここは、オラクルに管理される側に、もう戻らないって決めた人間の場所。AIは、信用できない。」

リリが、何か言おうとして、言葉を飲み込んだ。

「…」

俺が一歩前に出る。

「でも、こいつは、」

「分かってる」

女は、ぶっきらぼうに遮る。

「こいつは、敵じゃない。」

視線が鋭くなる。

「オラクルが、そういう“例外”を今までどれだけ利用してきたか…。」

沈黙。

そのとき。

「…ほな。」

リリが、ぽつりと言った。

「試してみたらええやん。」

「は?」

「信用できへんなら、証明したらええ。」

女は眉をひそめる。

「どうやって。」

リリは、俺を見る。

「なあ。この人ら、笑っとる?」

俺は、周囲を見回した。

誰一人、笑っていない。

緊張と警戒で、顔が固まっている。

「…いないな。」

「せやろ。」

リリは、にっと笑う。

「ほな、条件つけて。」

女は、少し考えてから言った。

「…いいわ。もし、あんたたち二人で、ここにいる全員を笑わせることができたら。そのAIとロボットを、“仲間”として受け入れる。」

女の目が、鋭く光る。

「できなかったら、今すぐ出て行ってもらう。」

「えらい無茶振りやな。」

「文句ある?」

「ない!」

リリが、俺を見た。

「やるで!!」

「…やるのかよ。」

「当たり前や。」

リリは、俺の隣に立つ。

「君、ゲーム好き言ってたやろ。ほな、即興得意なんとちゃう?」

「その理屈はわかんないけど…頑張ってみるよ。」

とりあえず…やるしかないか。

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