第 一章 後半 。 < 俺の悩み 。 >
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ここって 、 もしかして 屋上 、 ?
手を握られてついていくとそこには絶景が広がっていた 。
さっきの窓で見たよりも 、 すごく綺麗だった 。
きれいな海 、 きれいな 空 、
俺はあまりの絶景に目を丸くしていた 。
💛 「 ね ? きれいでしょ 、 ここ 、穴場なんだよね 、 」
さ 、 フェンスで食べよ ! という彼の笑顔にはなにか仮面を被っているような感じがした 。
俺の弁当は唐揚げ弁当 、 そしてあきの弁当は …
💛 「 おいしそ ~ いただきます 、 ! 」
なんと二段弁当だった 。
一段目はご飯二段目は具がたくさん詰まっていた 。
俺は二段目に入っている卵焼きがおいしそうで目を輝かした 。
💚 ( ねぇ 、 ! 卵焼き自分で作ったの ?? )
あきの方に通知がなりすぐ帰ってきた 。
💛 ( そう ! 食べる ? )
俺は頷くとあきが箸で卵焼きをつかみ口まで持ってきてくれた 。
💚 「 … ! 」
( おいしい !! )
💛 ( そう !? 良かった ぁ 、 )
💚 ( 俺のためにも作って!! )
💛 ( 仕方ないなぁ 、 )
あと 、 放課後残ってて 、と言われた 。
びっくりしたが 、 頷いた 。
とまた会話をラインで交わした 。
そうして一日が終わった 。
放課後 、 言われた通り教室の窓で景色を見ながら待っていた 。
💛 「 おまたせ ~~~ っ !! 」
笑顔で教室に入ってきた 。
でも笑顔は偽物 。 絶対そう 。 俺の中では決まっていた 。
💚 ( なにするの ? )
💛 ( ん 、 来て )
あきは手を差し伸べてくれたので手を握った 。
すると彼は走り出し 、 俺も思わず走った 。
走ってきたばしょはプールだった 。
💛 「 入ろ 、 せっかくだし 、 」
彼はフェンスの上を軽々と登って
靴と靴下を脱ぎプールに足を入れた 。
俺もゆっくりゆっくりとプールへ入った 。
💚 ( なんでここに ? )
俺はそう聞くと
💛 ( ぷりちゃんの悩みを聞きに来た 。 )
💛 「 だから 、 良ければ俺に聞かせて ? 」
突然のことに迷いが生まれたが 、 これだけ話せる友達は初めてなので 、
💚 ( あきだったらいいや 、 うん話すよ )
と許可を得た 。
💚 ( 俺はな 、 過去に声とか 、 笑い声とか 、 馬鹿にされたことが会ってん 、 )
💛 ( 話聞 足ばしゃばしゃ )
💚 ( 声がなかったらかっこいいのに 、 とか 、さんざん言われた 。 )
💚 ( 簡単に話すと 、 こんな感じ )
💛 「 そうなんだ 、 辛かったね 。 」
そう言うとあきは俺の頭をなでてくれた 。
俺は今にでも頬が熱くなって泣きそうだ 。
するとあきは 、
💛 「 声とか顔とか関係ないんだよ 。 」
💛 「 ほんとうにほんとうに 、 人間は顔じゃない 。 」
💛 「 そうだもん 、 俺さ 、 ぷりちゃんと会ったとき 、
やんちゃそうな人だとしか思えなかった 。 」
💛 「 けど 、 全然そんなことなかったよ 。 」
と彼は微笑んだ 。
💚 ( ありがとう 、 もうそろそろ帰ろっか 、 暗いね )
と言って解散した 。
💚 「 はぁ … 、 」( 扉開
💚 「 ただいま 。 」
家の中では喋れるのになぁ 、
と俺は学校で密かに思っている 。
さっそく自分の部屋のべっとに飛び込んだ 。
あきの言葉を何度も何度も繰り返す 。
思い返したら涙が溢れてくる 、
💚 「 ありがとう 、 あき っ 、 」
俺は何度も何度も言葉を頭の中で繰り返した 。
明日も学校に行くのが楽しみ 、
__ そう思うようになっていた 。
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第 一章 後半 。 < 俺の悩み 。 > 完
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