今回は夏直のターン。健全…うーん…キス攻めか…と考えた結果。IQ3くらいでお読みください。
あの後直哉はいつの間にかぐっすり眠ってしまっていた。気付いた時には陽の光が部屋を照らし小鳥のさえずりが響いていた。
「すー、すー…」
足音が聞こえてくる。
ガチャ、と扉が開いた。そこに居たのは夏油傑だった。
「直哉く~ん、朝だよ。起きて」
「ん、んん…」
傑は檻の中に入り直哉の耳をスルッと撫でる。直哉は目をすぐに覚まし、傑の手を払い除けた。
「おや、耳が弱いのかい?」
「うっさいわ」
「…悟くんは?」
「悟は今日1日お出かけだよ」
「てことは傑くんと1日一緒なん…。最悪や…」
「心外だなぁ」
そう言うと傑は直哉の目の前にヨーグルトとスプーンを差し出し、手と足の拘束を解いた。
直哉は「檻の鍵開いてるしこのまま全力で逃げれば…」と考えたが捕まったら後が怖いのでやめた。
「朝ご飯これでいい?」
「食べられるならなんでもええよ」
直哉の髪に付いた寝ぐせがピョコピョコと動く。
(可愛い…)
直哉はヨーグルトをもぐもぐと咀嚼し始める。
傑は何か思いついたような顔をして直哉の手元にあったヨーグルトを取った。
「ん?なに?傑くん食べたいん?別に食べてもええけど」
違うんだよなぁ、と思いニコッと笑って直哉の顔にヨーグルトを塗りつける。
「わっ、何すんねん!」
直哉が怒っても傑は反応せずただ直哉の顔にヨーグルトをベトベトと塗りたくって更に口内に指を突っ込んでいやらしく撫で回す。
「んぅ、っふ…♡ちゅ、」
「…わあ、直哉くん可愛いね」
直哉のトロトロになった顔をジロジロ見ながら傑は意地悪く笑う。
「っ、ざっけんなや。汚れてしもうたやんけ」
「なんだか顔射されたみたいだね」
「最ッ低!!!」
直哉は顔を赤くして怒鳴った。
夜9時。
「あれ、お昼寝タイムだったかな。もう夜なんだけどね」
直哉はまた目を閉じて眠っていた。
「早く起きないと食べちゃうよ~」
直哉の眠りは深く、声をかけてもすやすやと眠っている。
「わ、ほっぺぷにぷに…」
傑は直哉の頬を指でつんつんする。
もちもちすべすべ。赤ちゃんか?
「………」
がぶっ。
「いたッ、は!?何ッ」
頬に痛みが走りこれには流石に直哉も飛び起きる。痛みが走った方向に視線を向けると傑が直哉の頬に噛み付いていた。
「何してんの傑くん…?」
「美味しそうだったから」
「は?」
支離滅裂なことを言い出す傑に直哉は混乱するしかなかった。
頭の中にハテナがいっぱいな状態でいると唇に柔らかい感触。分厚い舌。
「んっ!?んぅ、っ////」
傑の舌が喉奥まで入ってくる。
「ちょ、息できなっ、っあ♡」
やばい、キスだけでイく。
「直哉く、……直哉、かわい♡」
傑の声を聞くとバチッと目の前が真っ白になって頭の中がふわふわした。
「~~~~~~~っ…!」
「あれ?あれれ?」
「もしかして直哉くん、キスだけでイっちゃった?」
よく見ると直哉の袴が濡れている。
嘘やんっ…!
「ふふ、もう1回しよっか」
「嫌や」という直哉の否定は無視された。
禪院直哉
感度抜群。可愛いね。
することがないから大体寝てる。
今すぐに逃げたい。
夏油傑
ん”ん”ん”ん”ん”っ、直哉めっかわッッッ。
この後悟に直哉がキスだけでイった一部始終を撮影した動画を送ったらしばらく通知が鳴り止まなかった。
コメント
8件
夢主くんっていいですよね!竜ちゃん受けも好k)(何故に殴られた…?)
可愛い❤️(๑╹ω╹๑ )