※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。
「それとも、本当の完全犯罪がどんなものか教えてあげましょうか」
〈File92:穢れなき夜〉
「じゃあな。今日はメシ食ってゆっくり休め」
「……ん。送ってくれてありがと、伯父さん」
放火魔はすべての罪の自供を始めた。
まずは住居侵入の罪で、これから放火や殺人の咎を問われることになるだろう。
放火は伯父さんの管轄じゃないけど、忙しくなることは間違いない。
でも伯父さんは私を送ると言って聞かず、検査のために連れていかれた病院で何時間も待っていてくれた。
せめて伯父さんを見送ってから家に入ろうと思ったけど、呆れたように溜息をついた。
不器用な顔と手つきで、私の背中を押す。
「良いこともそうでないことも、なにも考えるなよ」
「……善処する」
家に入ってカギとチェーンをかけると*****************
********************
******************
**************
******************
**********************
*****************************
***********************
コメント
1件