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ruの発情期
視点コロコロ変わるので文脈で理解してください
⋯
⋯星導が任務に出てから何日経っただろうか
『いってきますね、小柳くん』
どうもあいつのことを考えると気が気でなくてそわそわする。
部屋中を歩き回っていたせいか、身体が火照るような感覚に身を震わせた。
そのうち、膝がかくんと力を失い、床にへたり込む。
何日も星導と会っていないからか、身体が星導を求める。
ほしい。
あいつが、ほしい。
ピロン。
⋯
何日も続いたKOZAKA-Cとの激戦は幕を閉じ、どうにか勝利を収めた。
こんなにも時間がかかると思っていなくて、小柳くんに心配させてないかな、なんて急いで家に帰る。
「⋯、」
『今から帰ります』と連絡した彼へのメッセージは、既読がつくことなくそのまま置かれている。
彼の身に何かあれば此方も正気ではいられない。
疲労した身体にムチを打ち、限界の力を振り絞って足を必死に動かした。
家の前までくれば、彼が連絡を返さない理由がよくわかった。
小柳くんが特別な特に醸し出す特有の甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「ただいま帰りました〜…」
静まり返った玄関。甘ったるい香り。
靴を脱ぎ慎重にリビングへ足を運べば、床に伏して体を震わせる小柳くんがいた。
⋯
『ただいま帰りました〜⋯』
なんて、一番聞きたかった人の声が聞こえる。
本当は今すぐにでも出迎えてやりたかったが、星導が近寄ってきたことで番のフェロモンに充てられ、
どうも身体が言うことを聞かない。
どこもかしこも星導に触ってほしくて
欲求を今すぐ満たしてほしくて堪らない。
そのうちリビングの扉が開かれ、虚ろな視界で彼を捉える。
「ちょ、っ発情期きてるじゃないですか…っ、早く寝室行きますよ、」
なんて彼に触れられた部分が、じんわりと幸福を感じた。
「…小柳くん、ずっと我慢してたんですね、気づけず申し訳ないです⋯」
なんて、疲れているであろうに服をはだけさせる星導。
そろそろ頭がぼぅっとしてきて、「はやく⋯」なんて、頭ではわかっているのに身体が言うことを聞かない。
「そんな急かさなくても、ここにいますよ。」
なんて優しい声と落とされる甘い口づけ。
「んん、ッぁ⋯”♡」
「あは、もうとろっとろ。そんなに我慢してたんですか?」
「そぅ、ッだよぉ⋯”♡はやく、ほしるべの、ッ⋯ほし、ぃ”♡」
「素直ですね、そんな小柳くんも好きですよ。」
「ん”ぅッ、♡ひぁ”、ぁ”ッ♡」
「会えなかった分、たくさん愛してあげますね?」