にじさんじ読み切り

登場人物…長尾景「」

甲斐田晴『』

ご本人様とは一切関係ございません

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酉の刻

彼は俺に告げた

“ねぇ、長尾

僕が魔になりそうだったら殺してくれない？”

顔を上げると困ったかのように微笑む彼が瞳に写った

「え…？何言ってんの？笑」

「冗談やめろよ〜笑」

“冗談じゃないよ”

“もしもの話だけどね

人間から魔になることが稀に起こるって知ってる？

詳しいことは分からないけど

僕だってその可能性はある”

“長尾だったらスパってやってくれそうだし”

“それと僕ね＿＿＿＿。”

『ねぇ、長尾…、これじゃ真逆じゃん』

地面が赤黒く染ってゆく

彼の髪と共にカトレアが揺れていた

ねぇ、僕

なぁ、俺

「『人のまま死にたいんだ』」