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イタリア視点ーーーーーーーー
🇮🇹「、、、」
透明な世界。
いや、透明に見える世界?
まぁ、どっちでも良いや。
ブーツがちょうどつかるほどの水が下に溜まっている。
ここはどこなんだろう。
、、、。
遠くに誰かいる?
近くに行って抱きつこう。
タッタッタッタッ。
?「、、、」
🇮🇹「ねぇ!だッ、、、ドイツ、?」
そこにはいつも通りのドイツ。
そうだここは、近くのカフェで、一緒にご飯を食べていたんだ。
🇩🇪「どうしたんだ?急にぼーっとして」
そう言いながら笑っているドイツが妙に懐かしい。
あれはゆめ、?
🇮🇹「妙な夢を見たんね、ドイツが死んじゃう夢なんだけど」
そういうとドイツの顔が曇る。
たしかに、そんなひどい夢の話をしようとするなんて。
しかも、当の本人に。
🇮🇹「ごめんなんね!今度からもっと、!」
謝ろうとしていたら話を遮られる。
🇩🇪「、本当にイッヒが、、死ぬとしたら」
この後にも何か言っていたが聞こえなかった。
彼がぐにゃりと歪み、現実に引き戻される。
嫌な夢を見た。
よりによって彼が、夢に出てきた。
汗で濡れたパジャマ、シーツ。
動悸が止まらない。
手足が震える。
🇮🇹「はぁ、、、ゲホッゴホッ、はぁ、、」
夢。
ただのio自身の夢。
嘘じゃない
今日は本当に嫌な1日だった。
外に出られなかった。
🇮🇹「なんで、ioは生きているんね、、?」
さっきより濃い色になった壁に語りかける。
🇮🇹「もう死にたいんね、、」
何も飲んでいないためか、声が掠れる。
🇮🇹「生きている意味なんて、、あの日からないんね」
Googleを開き、何度も調べている言葉を作る。
【楽になる方法】
心に響かない言葉ばかりが列をなす検索画面に一つの言葉が浮かび上がる。
【リストカット】
🇮🇹「リストカット、?」
必要なものは、、カッターと傷を保護するようの物。
必要なものが少し物騒だな、と思ったが早速やってみることにした。
カッターの刃を自分の手首に当てる。
そしてすー、っと滑らせる。
ズキっと手が痛くなったがそのまま続ける。
そうすると、赤い線が出てくる。
その血が垂れ、服に落ちるところを見ているとふと、綺麗だと感じた。
久しぶりの感情。
🇮🇹「もっと、、」
そう言ってもう一度手首に刃を当てた瞬間。
コンコン
そう、ドアを叩かれた。
?「イタリアさん、少しお話ししませんか?」
この声は日本の声だった。
🇮🇹「うん、話そう」
そう良いドアを開ける。
そこには前見た時よりも元気な日本がいた。
🇮🇹「、、、急に元気だね。もしかして明日死ぬの?」
そう、皮肉たらしく発すと日本は呆れたように笑った。
🇯🇵「死にませんよ。まだ死ぬ気はありません」
「では、庭でも行きましょうか」と日本が言って、歩き出す。
ioも後ろをついていって。
ついに庭についた。
夜のせいか、または、だれも整頓していないからか、一段と暗く感じる。
しばらく歩いた後、とあるベンチに座る。
黄色いベンチ。
昔の彼を感じさせる古びたベンチはただそこにただずんだいた。
ioと日本はそこに腰をかけ、口を開ける。
夜の冷たい空気が口に入り少しむせる。
そんなことも気にせず日本が話し始めた。
昔のこと、親のこと、仲間のこと、そしてドイツのこと。
少し楽しく思えた時間はすぐに消えてしまう。
🇯🇵「もうこんな時間ですか。今日は、楽しかったです。また、3人で話したかったですね」
彼は歩き始める前にそう言った。
少し、嫌味たらしく。
日本は振り返らず、ただ歩く。
結局1人になるまで、夜がふけるまで、1人でベンチに座っていた。
◯月❌日
今日はイギリスたちの手伝いには行けなかった。
リスカをしてみたんだ。
すごく心が軽くなった気がした。
またやりたいな。
そうだ、日本とも久々に話したんだ。
色んな事。
生きているうちにもう一回ぐらい話したいな。
心の健康 △