テラーノベル
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あの夜からどうなったかというと。
俺と佐久間くんは変わらずメンバーだし先輩後輩だし、風呂友。
ただ最近そこに『恋人』っていう関係性が加わった。
それだけと言えば、それだけ。
でも片想いを拗らせに拗らせてきた俺達にはかなりの変化だ。
結果、メンバーには速攻バレる。
これまで俺が一歩引いて距離を置いてたから、あまりに分かりやすい変化だったらしい。
俺だけじゃなく佐久間くんも後押ししてくれたらしい阿部ちゃんも、もはや苦笑いだ。
バレてるならいいかと楽屋でもそこそこイチャイチャしてると、たまにふっかさんの雷が落ちる。
「分かりにくいけど常にいちゃついてるいわふか夫婦には言われたくない」とは佐久間くん談。言われたふっかさんは真っ赤になって、それを見られたくない嫉妬深い旦那さんに強制連行されていってた。
でもさ、仕方ないじゃん。
俺の一目惚れは未だに継続中で。
毎日恋に墜ちては、その人が俺の恋人である事実に感動してるんだから。
最近は、佐久間くんの方から「もしかして、今一目惚れしたか?」って指摘されることも。
何で分かるのか聞いてみたことがある。
佐久間くん曰く、
「映画のハチクロみたいなさ、花が周りにぱーって舞うあの感じ? 蓮からそんな雰囲気がするから」
だって。
むしろ何で今まで気付かなかったのかって本人が首を傾げるくらい、正確に当ててくる。
それはどうしてか、俺には何となく分かってるけど。
「えー、何でだよ! 教えろよ蓮!!」
「まあいいけど…。あのさ、佐久間くん俺のこと大好きじゃん」
「自信満々か。まあ、大好きだけどさ」
「ありがと。俺も好き。そうなると、これしかないんじゃないかなって」
佐久間くんの耳に口を寄せて、そっと囁いた。
「『恋は盲目』って言うでしょ。好き過ぎて、俺も佐久間くんも周りが見えてなかったんだよ」
「確かに! そうかも!!」
素直にうんうんと頷く佐久間くんが可愛くて堪らなくて、その頬にちゅっとキスを落とした。
ふにゃんと嬉しそうに笑った佐久間くんが、じっと俺の顔を覗き込んでくる。
「ちゅーは口にも欲しいなぁ」
「ん、いいよ? こっち向いて?」
そうして唇と唇が触れ合おうとした正にその瞬間
「だからお前ら! 何度言ったら分かるんだよ!? 楽屋ではほっぺにちゅーまで!! それ以上は禁止!!!」
またまたふっかさんの雷が落ちた。
佐久間くんは「はーい」と不満そうに手を挙げる。だからその耳元にこっそり囁いた。
「家に帰ったら、大介の好きなとこ全部にキスしてあげるから」
Fin
(会話に混ぜてナチュラルに告白した、だと…?!)
(ついこの間まで2人してあんなにもだもだしてたくせに!?)
心の中でそう突っ込むメンバーは絶対いるはず。
文章を削るのが苦手でこんなに長くなってしまいました…お読みいただきありがとうございます。
一目惚れって問答無用で心を奪われるイメージがあって。じわじわ好きになるよりも圧倒的な吸引力があるのではと思ってたりします。なのでめめにはさっくんに何度も何度も何度もそんな風に心を奪われて欲しいなっていう、さっくん好きの願望ですw
あと自分の中で阿部ちゃんはさっくんの絶対的な味方で応援団なイメージなので、今後もちょくちょく頑張ってくれるかもです!
お楽しみいただけたら嬉しいです。
コメント
2件
素敵な一目惚れを堪能させて頂きました やはり🖤🩷最高です ✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。 そして、楽屋なのに頬のちゅーまでは許すふっかさんに、そこまではいいんかいとつっこみを入れてしまう私-w-w 読んでいて楽しかったです( *´艸)