⚠️本編の前にご注意ください⚠️
あまり期待させないようにネタバレしますが、
かなり薄めにR18と言えるかどうか程度に、
性的描写が含まれています。
苦手な方はご遠慮ください。
センシティブ下手なので、
本気で期待しないでくださいませ。
それではどうぞ。
星崎視点
ブブブッ
彼を起こさないようにアラーム音を消したスマホが、
バイブレーション機能で震えて、
午前4時30分を知らせる。
むくりと静かに体を起こしながらこれは天罰だと受け取った。
きっと初めからソフレ関係しか僕が求めなかったから、
彼からも淡白な肉体関係のみを求められたのだろう。
藤澤さんは優しいから。
あんなことした後でも、
ちゃんと約束通り添い寝で僕を寝かしつけてくれた。
「おはよう」
彼の唇に一瞬だけのキスをする。
僕はなるべく音を立てないように、
寝室から出てリビングに移動した。
眠っている間は幸せだったはずなのに、
目覚めたら彼に対する失望と、
ソフレ関係を要求した罪悪感で息苦しかった。
「息が⋯吸えない。
助けてよ」
僕は大きなため息を一つついた。
気を取り直して簡単な朝食を作る。
用意するのは一人分で彼の食事のみだ。
起きてしまう前に済ませて、
部屋を出たかった。
一緒にいたらきっとソフレでいられなくなりそうだった。
何で?
これまでは仕事で同じ現場にいたら嬉しい。
顔を見られた幸せを感じられた。
それなのにもっと一緒にいたいとか、
プライベートも一緒に過ごしてみたいとか、
どんどん我儘になっていく。
我儘が増える度に息苦しさが強くなる。
恋なんて知らなきゃよかった。
(このままじゃ窒息しそう)
泣きたくなる衝動を抑えながら、
彼の食事にラップをかけていく。
そこで気づいた。
目が覚めて僕がいなかったら、
彼は一体どんな反応をするだろう。
心配させてしまうかもしれない。
そこで簡単な走り書きを残すことにした。
「朝食を用意しました。
よかったら食べてください。
と、
これでいいかな?」
その時堪えていたはずの涙がぽたりと落ちた。
まずい!
そう思った時には遅くて、
一部の文字が滲んでしまう。
僕はもう一度書き直す気にもなれず、
そのまま部屋を出る。
リビングの机に置かれていた鍵で施錠を済ませて、
玄関のポストに鍵を投函した。
今日は確か優里さんと現場被りで、
バラエティ番組の出演だったなと、
無理やり仕事モードに気持ちを切り替える。
リビングの机に置かれていた鍵で部屋を出て、
しっかりと施錠してから玄関の郵便受けに投函した。
鍵が入る時やけに金属音が響いた気がした。
(こんな関係になりたかったわけじゃないのにな)
一度家に戻るために地図アプリを起動させる。
眠っている間に連れてこられたため、
自宅までに道順がわからなかった。
さっそくナビを使ってみると、
意外にも生活圏が彼と近くて、
10分足らずでアパートに帰り着いた。
必要なものだけを持って誰よりも早く現場入りすると、
まずどこに控室や空き部屋があるか、
機材・備品や衣装の保管場所など細かな位置関係の把握、
裏方業務がスムーズに行える的確な動線の確保、
今日の業務で必要な備品がきちんと揃っているかどうかなど、
細かな確認作業が必要になる。
これらをきちんと把握できていないと、
スタッフに的確な指示が出せないこともあり、
とても重要な作業だ。
ところが僕は知的障害を抱えているために、
こういった暗記ものにかなり弱い。
だからこそ入念な準備をしなければいけなかった。
本来であればそこまで手広くすることはほとんどないのだが、
社長からの妨害工作で備品が保管していた場所とは違う場所から見つかったり、
備品が使う時には壊されていたり、
営業妨害とも言える悪質な嫌がらせを受けていた。
その理由は僕が小鳥遊社長からの枕営業を断ったから。
つまりただの腹いせだ。
「はぁ⋯息苦しいや」
ふと藤澤さんのことを思い出す。
愛らしく笑う時に見せる天使のような笑顔、
甘く優しい匂い、
なぜかその瞬間にキスされたことも一緒に思い出してしまう。
彼の唇がすごく柔らかかったなとか、
慣れているのかキスがうまかったなとか、
彼の長い指で中をかき混ぜられた感触すら蘇ってくる。
思わず股間を押さえたその時、
彼に吸われた首筋もじわじわと熱をもち、
僕は激しく動揺した。
(え?
何これ⋯思い出しただけで体が熱い。
もしかして風邪?)
何だか自分の体が別の何か違うものにでも、
すり替えられたみたいにすごく怖かった。
雫騎の雑談コーナー
はい!
果たしてこれは面白いのか?
と書きながら迷走中(常にそう)です。
まあ順調なのか?♡が385も(2025.04.12付け)増えてるから、
反応はそれほど悪くないと信じたい。
おかげさまで駄作にも関わらず「君に届くように」も、
ありがたいことに♡がついに786(2025.04.12付け)も来て800が目前に迫ってます。
日々読者様に感謝っすな!
では本編にきますか。
前回の中途半端な行為でセフレ関係を求められたと勘違いする星崎は、
藤澤さんとソフレになったことを後悔し始める。
鈍感コンビのすれ違いようは凄まじいですね。
星崎は藤澤さんを「完全に恋人関係にはなれない人」としか認識していないんですね。
そりゃ泣いちゃいますわ。
しかも星崎の方は初恋の設定にしているので、
恋愛初心者すぎて恋愛に無器用だから余計拗れていると言うね。
でも体は心よりも正直で、
藤澤さんの感触が忘れられなくて疼いているけど、
それすら初めてのことだから、
風邪だと勘違いするんです。
鈍感ってよりもなんか、
星崎が徐々にただのおバカちゃんになっている気がするのは俺だけか?
本当に下手ですいません。
次回はもっとちゃんとしたものを書きます。
ではでは〜
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