この作品はいかがでしたか?
33
この作品はいかがでしたか?
33
えーと、
なんか2話読んでない人いるみたいなので
気を付けてくださいねー
フォロー、いいね、コメント、紹介など
本当に嬉しいです!
ぜひお願いします!
いいねの数で友達と勝手に勝負中 笑
和真Side
俺はあの時のことを一生忘れないだろう。
俺はあれから少女、いや、
涼香を探し続けた。
俺が知ってる涼香の情報は、
栗色で腰まである緩くウェーブした艶やかで綺麗な髪、
薄い茶色の澄んだ瞳、
優しくかわいく、でも芯はしっかりしてる、
どこか儚い少女、
ということだ。
言葉では表しずらいが、
見ればきっとわかる。
それから中学を卒業するまで、
ずっと探した。
でも、見つけられなかった。
また会いたい…。
その思いは、どんどん強くなっていく…。
俺は、あれから路地裏には行っていない。
あの日喧嘩に負けてから、
負けたヤツらの気持ちが分かったら、
なんだか申し訳なくなったし、
ストレスも、涼香のことを考えれば
解消された。
もうそこまで、俺の中で涼香の存在は
膨らんでいたんだ。
俺は高校にいった。
両親が、中卒は嫌だと入れたところだ。
願書さえ書けば入れるような底辺高校。
そこに通う理由は、
近いから。学費が安いから。
でもそこは、
聖蘭学園。
地元でも有名な不良校だ。
聖蘭学園に通う人のほとんどは、
どこかの暴走族に入っている。
でも、俺は入っていない。
正直、少しこわかった。
まぁ、俺は喧嘩も強いし大丈夫か。
最初はいやだった聖蘭学園。
でもまさか、
あんな運命が待っているなんて────
コメント
2件