まじでお待たせしました…
風邪引いてて投稿止まってしまった…本当に申し訳ないです…
この作品、なんと投稿し始めて1週間位しか経っていないんですけど、
皆さんのおかげで、累計♡5000⤴︎を達成しました!!!!
本当に感謝しかないです…ありがとうございます(◜֊◝ )
この作品がどれだけ続くかは分かりませんが頑張って書いていくので
何卒よろしくお願いします。
過去最高文字数達成しました!!!!長いです!!!!
))注意((
・軍パロ ・エセ関西弁
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃!!
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《zm side》
zm)「ハァハァハァ…」
俺は今、W国から逃げるように必死に足を進めている。
あぁ、気分胸くそ悪いわ……
俺はこれから先、tn兄と一緒に過ごす未来しか考えてなかった。
でもtn兄が俺を求めていない。
それならば話は変わってくる。
今までのように海岸に行く必要も無くなるし、戦闘力を高める意味もない。
俺はどうしていけばいいんや…??
これではあの時と同じや…。
<回想>
(tnと出会う前のことです)
痛い…痛い…痛い痛い痛い。
僕が強いせいで…目が少し良いせいで…
なんでこんなにも虐められないといけないん…??
僕は元々N国出身。
しかし、将来有望な戦闘力を持っているから。と監禁されて過ごす毎日。
望んだものはすぐに僕の前に出てくる。
食べ物もお金も何もかもが。
でも友達を持つことだけは許されなかった。
窓の外を見ると笑顔で話している人達がいる。
『あんな風に話してみたい』
そう思う日はどのくらいあっただろう。
ただ実際は一人静かに居るだけ。
誰かッ…誰か助けてやッ…
助けを求めてもそれに応えてくれる人はいなかった。
だから僕は言われた通りに過ごす従順人間になった。
すると、その行いに光が差したのか、外へ少しなら出ても良いことになった。
これはある意味、神様がくれたチャンスやと思った。
だから僕は外へ出ると、護衛の人を蹴り飛ばし、森の方へと逃げた。
こうして僕はN国から出ることに成功した。
---しかし、この選択が間違えていた。
森の方に行くと、隣のA国が見えた。
僕は必死の思いでA国へ入国し街の人へ助けを求める。
zm)「…すみませんッ!!助けて下さいッ!!」
僕は助けられるんだとそう思っていた。
でも、街の人の応答は僕の予想を裏切る。
“何で助けないといけない??俺らに求めず兵隊に言えよこの糞子供がッ!!”
僕は思わず怯む。
こんなに怖い人は初めて出会った。
A国は治安が悪いと聞いてたが想像以上だ。
しかし、僕はもう逃げ場がない。兵隊の所に行くしかないだろう。
そう思い、僕はA国の兵隊がいる、いわゆる『内部』へと向かう。
ここが内部か…。
思ったよりもでかいがN国には構わない為、あまり驚かない。
すると警備をしていた兵隊が話しかけてくる。
「何の用だ…??」
武器を構えられ警戒される。
これは勝てへんな…
そう判断し、今までに起きたことを正直に言うと、顔色を変えた兵隊は応える。
「お前はA国にとって優秀な人材だ。今すぐ総統様に会うことだ。さぁ入れ。」
その言葉を放つと同時に正門が開く。
ギギギギィ
正門の扉が軋(キシ)む音が僕を追い込む。まるでこれから先の絶望を表すかのように。
……最悪だ。ここでも僕は”才能”だけを見られて過ごすんや…
どこに行けば僕の”中身”を見てくれる…??
たった1つの疑問なのにその応えはまるで分からない。
そう考えながら歩いていると気がつけばA国の総統室の前まで着いていた。
「さぁ、入れ。」
そう促され、僕は部屋へと入る。
これが地獄の始まりだったのだ。
あれからどのくらいたっただろうか。
あぁ…もう数えるのも面倒くさい。
俺はA国の兵隊となり、様々な訓練をした。
しかし、それをよく思わない人から虐められている。
「…オラッ!!オラッ!!お前のせいでこっちはむしゃくしゃしてんだよぉッ!!」
zm)「痛いッ……やめ…て…泣」
思わず涙が溢れる。
しかし、虐める人の手は止まらない。
ずっと俺をいたぶって何が楽しい…?
俺はこれからずっと虐められて生きないといけないの…?
俺の幸せは一体いつ訪れるのだろうか、??
様々な疑問が出てくるのに比例して痛さも増していく。
「今日はこの辺にしといてやるよ。次もまたやるから逃げんなよ??」
俺に圧をかけ、去っていく。
やっと終わった。もういやや…
ただ、この時間が終われば俺は唯一の癒しタイムに入るんや…
そう思いながら俺は森へと足を進める。
zm)「……おいで!!」
大声で叫ぶ。
すると狼が茂みから出てきて俺の足に絡みつく。
この狼は俺が1人で泣いている時に懐いてくれた唯一の友達。
名前はセンスが無くて付けてないがいつか命名したいと思っている。
しかし、今日はなんだか狼の様子が変だった。
何処かに行きたがっている様子で俺の足の袖を引っ張る。
どうしたんや…??
此奴は意外と賢いやつやからこんなこと滅多に無い。
……着いていくか。
そう思い、俺は此奴が行きたがっている方向へと向かう。
随分と歩いたが何かがある気配はない。
そろそろ俺は訓練があるため戻らないといけない。
此奴には悪いがそろそろ帰ろう……そう思っていた時だった。
どこかしら泣き声が聞こえた。………誰かが泣いている、??
そう思い、必死に走って探す。何か危険に晒されている状況かもしれんし。
すると俺と同じくらいの男の子がくるまって泣いていた。
俺は気になって声をかける。
zm)「……どうしたん、??」
すると男の子は声を上げる。
??)「…ぼ、僕ッ泣虐められててッ……逃げ場が無いねんッ…泣」
俺は驚く……と同時に何か不思議な感覚を覚える。
親近感……というやつやろうか…。初めて体験したな…。
まったく同じ状況に立たされている人と出会うのは初めてだ。
境遇が似ていて《嬉しい》と思ったのかもしれない。
人が虐められてんのに……悪いやつやな、俺は。
せめてもの償いとしてこの子の話を聞いてやろう。
そう思い、俺はこの子に話しかける。
zm)「……逃げ場…か。それってどういうものやと思う??」
??)「……え、??」
zm)「間抜けな声やなぁ、笑 単純に逃げ場とはどういうのものか聞いてるだけや。」
??)「…逃げ場……僕を救ってくれる様な…場所…。」
zm)「…救う…かぁ…救う事の価値観って人それぞれやからなぁ…例えば??」
??)「…例えば…僕とずっと話してくれたりしたら……僕にとっての救いなのかも…。」
zm)「ならもうお前は救われとんちゃう??笑」
??)「……??」
zm)「俺が話し相手になってあげるってことや笑」
??)「ッッ!!いいの!?!?」
zm)「……俺…モ…は色々あってな、?笑 丁度話し相手が欲しかったとこやねん。」
??)「そうなんや!!これからずっとやで、??」
zm)「時間は限られるだろうけど毎日此処に来てやらぁ、!!笑 」
??)「ほんとにッ!?……ありがと))小声」
zm)「フッ笑ツンデレやな笑……名前は??」
??)「僕、utって言うんや!!貴方は…??」
zm)「俺は……希…やな。」
ut)「希か!!よろしくな!!」
zm)「あぁ、よろしくな笑」
面倒な事してもうた…
ただ、此奴は俺を求めてる。……俺も此奴を求めてる。
なら利害は一致してるし……まぁええか。
そう思いながら俺は時間がやばかったのでこの場を立ち去ろうとする。
すると、utがそれに反応する。
ut)「何処いくんや…??」
zm)「そろそろ時間やからな…また明日な!!」
ut)「…うん!!」
そうして俺はこの場を離れる。
いつもよりも何故か気分が良い。
人と話すのってこんなにもいいものなんやな…
早く明日になって欲しい。そう願った。
少し遅れてしまったッ…
今日はいつもよりも長く殴られていた為、昨日よりも時間が遅い。
大丈夫か…??
そう思いながら俺は昨日utと出会った場所へ向かう。
そして茂みを抜けた時、utは泣いて………などいなかった。
何なら俺に懐いている狼と戯れている。
心配して損した…笑
zm)「遅れてすまん…この狼かわいいよな笑」
ut)「全然大丈夫や!この子は狼ちゃう…イフリートちゃんや!!」
zm)「イフリート…??笑」
ut)「僕が命名したんや!可愛ええやろぉ??」
zm)「…イフリート…可愛い名前やな笑」
ut)「せやろぉ!!」
イフリート…変な名前を思いつくな笑
ただ、俺たちが出会ったのは紛れもなくこの狼…いやイフリートのおかげ。
此奴には感謝せんとな、笑
そして俺らは他愛のない会話をして別れた。
意外と楽しく、ずっと話していられた。こいつutがおもろいからかもしれん…笑
また明日か…早く明日が来ないかな…
そう思いながら俺は訓練場へと戻ったのである。
あれから2ヶ月。
俺たちは毎日のように会い、話している。
この少しの時間が俺にとってかけがえのないものだ。
前よりも虐めはヒートアップをしたが、utと話せるおかげでなんとかやっていけている。
しかし、最近のutは何か暗い顔をするようになった。
………話、聞いてあげんとな。
zm)「ut~来たで~」
ut)「…あッ…希ッ…」
zm)「……なんか最近暗い顔しとるけどどうしたん、??」
ut)「ッッ!!やっぱり希にはお見通しかぁ…笑」
zm)「そうや。………で何があったんや、??」
ut)「…虐めが段々増えてきて…それで…最近、生きている価値を見い出せないんやッ…もう…どうすればッ…泣」
zm)「……生きていく価値…か…。なぁ、”幸せ”ってなんやと思う??」
ut)「……え、??幸せ……??」
zm)「そう。幸せ。人はどのような状況ならそれを幸せやと呼べるんやろうか??」
ut)「……自身が心から楽しいって思ってて、それがずっと続いていく…時とか…??」
zm)「…そうやなぁ…幸せってな、人それぞれ思い浮かべることが違うねん。”こうしたい”っていう欲望が己の幸せに繋がっていく。そういうもんなんや。ならutの欲望ってなんなん?」
ut)「僕の欲望……分からない…」
zm)「じゃあそれが答えや。」
ut)「…え、??これが…??」
zm)「分からないんやったら見つければええだけや。だから”己の幸せを見つける”って事が今のutの欲望でそれが幸せや生きていく価値に繋がる。…俺はそう思う。 」
ut)「……じゃあどうやって見つけていけばええん、??」
zm)「それは分からん笑」
ut)「わからないん!?!?」
zm)「俺は未来が見えるわけやないからな笑ただ、人生って何が起こるか分からんものや。生きていかないと分からない。だからutは今死ぬべきやないとちゃうん…??」
ut)「…ッッ!!」
zm)「大丈夫や。まだ時間はある。ゆっくり”己の幸せ”を見つけていけばええんや。それがutの人生を大きく変えていくはずや。」
ut)「…希…泣」
zm)「やから死なんで…??笑俺もutが話し相手になってくれるから今頑張れてるんやで、?」
ut)「…うんッ泣…………頑張ってみる笑」
zm)「…よしッ!!……そろそろ時間やし行くな…??」
ut)「…うん……またなッ!!」
俺はutを救えただろうか…
分からんが俺の考えがあいつに響いたらええなぁ…笑
あれから4日が経った。
さすがの俺も虐めが更に悪化して、過呼吸になってしまうようになった。
……正直しんどい。死にたいと何度も思った。
だがutに会えるなら、と頑張って毎日を過ごしている。
しかし今日は少しおかしかった。
いつもなら先にutの所へ行っているイフリートが目の前にいる。
…気分転換か、??
何か嫌な予感を覚えながらも足を進める。
いつもの場所へ行くと、いるはずのutは居なかった。
なんでなんや…??
俺、なんか変なことした…??
様々なネガティブ疑問が浮かび上がったが無理矢理ポジティブ思考へと切り替える。
もしかしたらutは何か都合があったのかもしれへん。
とにかく、明日また来よう。
そう思い、今来た道を引き返す。
ただ、何処かしら感じている違和感を取り除くことだけは出来なかった。
utはあれから1度も姿を表さなかった。
もう1ヶ月も経つというのに…これはおかしい。
utは俺を見捨てたんか…??
utからずっと話して!!と言っていたのに…??
流石に俺はポジティブに考えることが出来なくなっていた。
そして、虐められる時間になる。
いつもよりも暗い顔をしていたのかいじめっ子は俺に問う。
「なんかあった??笑笑」
正直答えたくはなかったが口が勝手に答える。
zm)「…今までずっと会ってたやつが現れないんや…」
するといじめっ子はケラケラと笑い、俺にこう言い返す。
「お前笑それはただ単に見捨てられたんやろ笑笑あ〜笑えるわ笑笑」
その一言が俺の胸を突き刺す。
utが見捨てた…俺を…??
そんなこと…あるわけ…ない…よな??
……でもutは姿を表さない。
じゃあ…本当に…見捨てられた…??
………分からない。
ただ俺は何処か納得出来た部分もあった。
そう考えたら今までutが姿を表さなかったのも話が噛み合う。
「なんか考えている様だけどお前を見捨てた奴が悪いんじゃなくてその人を信じたお前がわるいんだぞ??笑笑」
zm)「…そっかぁ……」
人はやっぱり信じたらろくな事にならない。
信じれば信じるだけ絶望として己に帰ってくる。
親に見捨てられた時。
そしてutに見捨てられた時。
どちらも俺はその人を信じていた。
あぁ……俺は哀れな奴や。
そう思った瞬間、俺の心はガラスのように砕け散ったような感覚がした。
俺の…生きている意味は…なんなんや…??
人と沢山話すこと??人を信じること??
でもどちらも俺の幸せにはならんかった…
何を考えて、何を目標にして、俺は……生きていけば…??
疑心暗鬼と絶望が俺という1人の人間を傷つけていく。
それから俺は何も考えなくなった。
虐められるだけ虐められて。
毎日、森の中の木の下でずっと泣いていた。
悲しみと哀れみとどこかしらから湧いてきた怒り。
それが混ざりあって俺の瞳からは涙が零れる。
人の温かみが欲しい。
誰でもいいから冷たい感情しかない俺を温めて欲しかった。
それが俺の1番求めていたことやった。
そんなとき、1人の男--後のtn兄と出会ったのである。
<回想終了>
やっぱりあの時から俺は変わっていない。
人を信じてまた自身を傷つける。
もう…感情なんて抱かない方がいいのかもしれない。
とりあえず今はゆっくりしたい。
早くN国へ帰ろう。
説教など今となってはどうでもよい。
もう人を信じるのは---懲り懲りだ。
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約6200字、お疲れ様でした!!
まじで過去最高に疲れた。
でもこれで風邪で待たせてしまった罪滅ぼしは出来たでしょ!!
え、できてないですか、??
まぁ、うん、なら、近々rbzmの方も投稿しましょう。はい。
という訳で、次回はtn氏sideをお送りしたいと思います!!
まじでちょっと話の内容がぐちゃぐちゃしすぎてやばい。
良ければ感想コメント、あれば要望&注意コメント下さい…。
では!!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡850
コメント
8件
無理しないでくださいね…… そんな話があったとは…… 分量めっちゃ凄いですね!! 尊敬します…!次回も楽しみにしてます!!
最高です!無理しないでくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”