mb「エーミールってさぁ?ハゲで、雑魚でゴミじゃね?」
mb「いやまじそれな?我々国に要らなくね?」
わざと聞こえるように言ってくる兵士たち。
一つ一つの言葉が矢のようにとんで来て、深く刺さる。
その矢には毒が塗られているように、苦しくなって、しんどくて。
私の心は、
です。
ある日、もぶさんに呼ばれました。
mb「おい、エーミール。」
幹部を呼び捨てですか、他の人にはそんな呼び方してないやんな。
「はい?なにか。」
mb「もうここにいなくていいんじゃね?」
そんなの、自分が1番わかってますよ。何も出来ない私がここにいる意味…。
それがこの世で1番むずかしい問題ですかね。
でも、トントンさん達は「ここに居ていい」と言ってくれる。
優しすぎるんですよね、
「幹部の皆さんは…いていいと言ってくれてますので、」
mb「ほーん?それはどうかな?」
と言いながら、録音データを見せてきた。
【録音1】
kn「いやぁー、エーミールってホンマに弱いよな!!w」
sho「分かる!ここにいるんやろか!w」
その録音データは今までで1番私の心を深く傷つけた。
いていい。と言ってくれていた人達に、裏切られた気持ち。
辛かった。
mb「他の人のもあるけど聞く?」
聞きたくないに決まってる。
首を横に振った。
そして自分の部屋に戻った。
(リスカ注意)
ジュッ
グサッ
ジュッ
血は真っ赤で綺麗だ。
火花のように飛び散り、部屋を赤く染める。
痛いとは思わない。それより、心が痛い。
グサッッ
「い”ッ…」
深く切りすぎた。
出血量が多く、
「ッ…パチッ」
目を覚ますと、私は医務室にいた。
隣にはアサガオがあった。
いらないと思っている人をなぜ助けるのか。理解ができない。
“俺”は…どうしたらええんや。
起き上がって、医務室を出た。
怖いけど…トントンさんに外出許可をもらいに行こう。
腐思考❌
コンコンとドアをノックした。
tn「誰や〜?」
…声を出すのが怖い。嫌っている人が部屋に来たら、嫌な思いをするだろう。
でもッ…
ガチャ
tn「え!?エミさん!?」
驚かれてしまった。嫌だったのだろう。
「ごッ…ごめ、んなさ…ッ」
涙が溢れる。
tn「え、ちょっ、?まぁ、取り敢えず入り?」
断ったら、めんどくさいやつだと思われてしまう?
「わ、わかり…まし、た。」
tn「医務室いたんやろ?勝手に出てきたらあかんやん!」
私のことを見たくないから…ッ
「ごめん、なさい……ッ」
tn「…エミさん、なにがあったん?話してええで。」
いつも通りのトントンさんの優しい声で、また涙が零れる。
tn「あっ!?ごめん!嫌やったらええんやけど…、」
また…弱いと思われる。
強い自分を演じないと、捨てられるかもしれないのに…この国は強い人しか要らない。
「トントンさんは…」
tn「おん。」
「私が消えた方がいいと思いますか。」
トントンさんはキョトンとしている。
tn「なわけないやんwどうした、」
その言葉は信じ難い。信じたいけど、心の奥で裏切られるかもしれないという恐怖から信じれない。
tn「1回みんな集まらせていい?」
怖い…、嫌われているのに、会議室で話すとなると…
tn「嫌か?」
「全然、構いませんけど…」
ということで、話すことになった。
tn「お前ら、エミさんに嫌なことしてないやろーな!」
ut「どゆこと?」
tn「医務室いたんは知ってるやろ?精神的にもしんどいらしいねん、神が言ってた。」
rbr「何もしてないなぁ。」
その時、ショッピくんがニヤリと笑った
長くなりそうなんで、次に続けます!
ごめんなさい!!
コメント
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答えてくれてありがと! 見てて歯食いしばったわ…w
がんばえー(ง*˙꒳˙)ง ᶠⁱᴳʰᵀ ᶠⁱᴳʰᵀ