第20話 ラキくんとお出かけです!3/4
前回までのあらすじです
ラキくんを女装させました。以上です。
そっからは、普通にゲーセンに行ってきました。
「ラキくん、楽しかったですね」
「うん、美里さんに意外な才能があったとはね」
「あはは、」
こんな感じに、仲良く話しながら歩いていると、
「きゃー!」
遠くの方から悲鳴が聞こえてきました。
「うるせぇ!騒ぐな!ここにいるヤツら全員!両手を上げながら俺らの方に来い!テメェらは今から人質だ!」
はぁ…せっかく楽しくお買い物をしているのに…腹が立ちますね。
さて…どうやって懲らしめますか。
『固有力』とやらは知りませんが、私は他の人には無い能力があります。
『時を創る』と『夢から覚ます』があります。
え?最後のやつ初めて聞いたって?だって言ってませんもん。
とりあえず、ラキくんに私と似たような能力が無いか聞いてみますか。
「ラキ君。あなたも『固有力』とやらの所持者なんですよね?」
「うん。そうだけど」
「その能力の名前はなんですか?」
「な、名前?『時を無くす』」
『時を無くす』…私とは反対の能力ですね。だけど、それがイイッ!
「相性バッチリですね。ラキ君、私が新しい時間軸を創るので、あの人たちを取り押さえてください」
「わ、わかったけど、大丈夫?」
私のことを心配してくれるんですか。でも、心配はご無用です。
「大丈夫です。私に任せてください」
「わかった」
……
「おい!そこのヤツら!何コソコソ喋ってんだよ!早くこっちに来い!」
「はぁ!」
ラキくんが叫ぶと同時に、テロリスト達が地面に叩きつけられる。
その時、ラキくんが一瞬ふらついたのを、私は見逃しませんでした。
「よし。ラキ君。あなた最高よ」
ラキ君ばっかりに負担をかけないように、私も頑張ります!
大切なのは、『イメージ』です。相手を別の時間軸に送るためのポータルに創る『イメージ…。これです!
そして、テロリスト達の足元にポータルができて、テロリスト達は別の時間軸に行きました。
「私の『固有力』は『時を創る』です」
「ね、ねぇ美里さん。これ大丈夫なの?本当に」
「あぁ。大丈夫ですよ。とりあえず、ここの人たちを帰さないと行けないですね」
そして、私たちは手分けして他の人たちをここから離しました。
にちのうcv.ラキくん
「よし。あとはあの人たちの始末だけですね」
このフロアにいる人達を全員家に帰らせ終わった頃、辺りはまだ明るいです。
「うん。でも、どうやって入るの?その別の時間軸とやらに」
「私の能力で創ったんですよ?入れないわけないじゃあないですか」
自分で創ったのに、自分が操れなきゃ意味が無いじゃあないですか。
「わかった。くれぐれも気をつけてね。僕が守るけど」
「フフ…頼もしい限りですね」
そして、テロリスト達のいる世界と全く同じ世界のポータルを呼び出し、その中に一緒に入りました。
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