テラーノベル
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泣き止め…
(ポロポロ
モガリ「っ、!?」
やばい、誰か来た、どうする…っ、
こんな姿見られたら…っ…
駄目だ
絶対そう思われる
そう言われる
早く
泣き止んでくれ
(ポロポロと流れ続ける涙)
ノワール「宍喰野、居るか__」
モガリ「え……」
(ポロポロ涙を流しながらノワールを見る)
何で先生が来んだよ…タイミング悪すぎんだろ…
ノワール「…」
(スッと立ち去ろうとする)
モガリ「いや黙って帰ろうとすんなよ!?」
ノワール「いやだって気まずいから…」
モガリ「普通教師が言うかそれ!?」
ノワール「まぁそれはいいとして…何でトイレで倒れてたんだ?宍喰野。」
モガリ「っ…!」
まぁ…まずそれ指摘されるよな…
モガリ「あ~…何かァ…そのォ…ね、寝不足?」
ノワール「嘘つけ。なんかあったんだろ。」
モガリ「いやいや~~、ほんと何もねぇってば(笑)」
(表では笑顔を作る)
ノワール「…何もないなら何故、お前は泣いてるんだ?」
モガリ「…あ。」
やっべ自分でも泣いてること忘れてた…
無意識だからよく分かんねぇんだよなぁ…
泣いてる感覚もなかった…
ノワール「……」
(無言でモガリを見つめる)
モガリ「あ~…えっと…め…目にゴミ入っ…た?」
うっっっわぁ咄嗟に嘘ついたからめちゃくちゃ嘘くせぇ…
……普通に考えて、言えるわけねぇっての…
ノワール「そうか…まぁ、今はそういうことにしておいてやる」
モガリ「お、おう」
あー…絶対嘘バレてるやつじゃん…
ノワール「…宍喰野。」
モガリ「…?」
ノワール「言える時に言えばいい。無理に今、言えなくてもいい。だから…思い詰めすぎるなよ。」
モガリ「え…」
ノワール先生の言葉に、胸がいっぱいになった。
俺が言えねぇってことも
上手く言葉に出せねぇってことも
全部分かってんのは
何でなんだと思った。
そして
なんだか
ノワール先生のあの言葉で
ノワール「……」
(去っていく)
ノワール(内心:…嘘が下手な奴だ)
モガリ「……」
(去っていくノワール先生をぼんやり見つめていた)
モガリ「…はぁ~~~~…こういう時に優しい言葉かけられるのが一番効くんだよなぁ…」
いい意味でも、悪い意味でも
こんな優しい言葉なんかかけて欲しくない
どこか期待してしまうから
「頼りたい」と思ってしまうから
でもそんな言葉をかけて欲しい時もある
俺は頼っちゃいけねぇから
みんなに頼られる”良い”リーダーでいなくちゃいけねぇから
みんな俺より辛いのは分かってるから
誰かに頼るなんて
駄目だと教わったから
俺は
オレは
俺が
オレには
仲間 先生 みんな
頼る 頼られること
何で 何でこんな考え方しか出来ねぇ
違う そうじゃない
仲間が、みんなが信頼できねぇわけじゃねぇ
そうじゃ、ねぇのに
俺は
どうすればいいんだろうなァ…
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