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_みぞれが色々なことを考えていた_その時だった。
「…あ、先生…?」
_聞き覚えのある声が聞こえたのだ。
「えっ?」
みぞれは驚いて声のする方を向くと_Latteがいた。
「…!Latteさん…!ご無事だったんですね…!良かった…」
みぞれはそれに感極まって泣いてしまいそうになるが、指でそれを隠して笑った。
「…せんせ、先生…」
「わたし…やっと…会えたんです…」
みぞれは驚いた_
きっと、何年、何十年と悩んできたであろう_記憶の件だ。
「ほ、本当ですか…!?」
みぞれからは、こらえようとしていた涙が溢れ出した。
「…やっと…会えたんです…!名前はまだ…時々忘れちゃうんです、けど。」
_みぞれにとっては、少しびっくりするような名前がLatteからは語られた。
_そう、ウパパロンだった。
イデアリス財閥皇にして、一般人からは理想主義者だなんだとあらぬ噂を立てられている_そんな人。
「…ウパパロンさんが…探してた人だったんですか!!?」
「…はい…ずっと探してたんです_」
「初めて先生が担当した時からずっと…」
Latteも、泣きそうになりながら話していた。
そこに嘘偽りなぞあってはならないと思うほど、純真な目だった。
「……Latteさんが幸せそうで、私まで嬉しくてたまらないです…」
「先生…ありがとうございました…!!」
「貴女のおかげで私は…信じ続けられたんだと、思います…」
Latteは溢れ出す涙を何度も拭いながらそう言った。
その目は、みぞれから見て_あまりに幸せそうであった。
みぞれはそんなLatteにつられると_
Latteと同じくらい、幸せそうな笑顔を浮かべた。
みぞれはLatteの手を優しく握った。
「…思い出せなくたっていいんです_」
そんなみぞれの言葉に、Latteは笑って返した。
「…うん、無理に思い出すのは…やめにしてもいいからって言ってくれたんです…」
Latteはまるで太陽を見つめるひまわりのようであった。
Latteは空を見上げて言った。
「…新しい思い出、作ろうと思うんです!」
そんなLatteに、みぞれはいいですね!なんて、空のように明るく笑って、そう言った。
「今度、ウパパロンさんとカフェに行くんです!あの頃みたいに二人で話そう…ってウパパロンさんから言われて…!」
みぞれは笑った。
「いいですね…!楽しんでください!きっと語りたい思い出が沢山あるでしょう?」
「はい!!…ずっと話したくて、メモに書き留めてたものが沢山あって…!」
「良かったですね…!!」
_二人は、喜びを分かち合い、工事にかき消されているが、二人で泣きあった_
Latteは言った。
「…いつか…いつか!絶対恩返ししますから…!」
みぞれは、純真なLatteを見て、優しく笑った_。
みぞれは軽く、息を吐く。
そして、困ったように笑って、ぬるい風が頬を撫でる。
みぞれは思う。
(もう_Latteさんが幸せになることが…一番の恩返しですのに…)
だが、他でもない患者からの厚意。
_きっと受け取らなくては彼女の心もモヤモヤしたままだ。
そう考え、ありがたく受け取ることにした。
___
2人は、カフェに来ていた。
「…こんなことしか出来なくてすみません…」
Latteは申し訳なさそうな顔をした。
それをみぞれは止めた。
「いえいえ…!」
「Latteさんが笑えるようになったただけでいいんですから…」
そう言うみぞれの笑顔があまりにもやさしくて_ Latteはまるで子供の頃に戻ったかのような切なさを感じてしまった。
___
2人はカフェで他愛もない話をしていた。
「…えっ、先生って皇の関係者だったんですか!?」
Latteは驚愕した。
「…えぇ、そうなんです。」
Latteはみぞれの過去を聞いて驚いた。
Latteは言いづらそうにもごもごとしながらカフェのあちこちを見渡す。
そして決心したように、Latteは切り出した。
「スノウ様って、あの_」
「第2戦争で色々起こした人_」
「………ですよね…?」
Latteの言葉にみぞれは苦笑する。
_そう、彼女が、彼女こそが…
**“プロクティルで実験をした”**者なのだ。
「…私は…そんなお母様と決別したんです。」
ここは、街のカフェとは思えないほど静かな空間だ。
そう、破壊がもたらしたこの場所の静寂が_2人の空気を包んで離そうとしなかった。
みぞれは頼んだレモンティーを少し飲み、息をついた。
そして、悲しそうな、少し遠くを見るような 目をした。
「…そうならないで、と_お父さんに言われましたから。」
みぞれは笑った。
「…でも、私は…」
「お母様がタヒんだ日、正直悲しかったんです。」
「…そうですよね。」
「何をしてようと、お母さんはお母さんですし。」
Latteはコーヒーをぐい、と飲んだ。
砂糖とコーヒーが混じり合い、数分もすれば、少し心拍が早くなる。
みぞれは言う。
空を見るかのような、切ない目をしながら。
「えぇ_」
「…こんな情に近いもの…」
こぼれ出すように、みぞれは話す。
「捨てられれば良かったなぁ…なんて、たまに思ってしまうんです。」
みぞれは俯いて、まるで頭痛を訴えるかのように頭を抑えると、そう呟いた__
_Latteは驚いた。
「…そう、なんですね…」
「でも、なんだか…」
Latteはもじもじとしながらも、にへらと笑って、言ってみた。
「_すごく、先生らしいなって、…感じました。」
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꒰ఎ 琥 珀 @ 復 帰
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