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ヨイチ・ウィリアムズと

勉強と虐められっ子



俺は、重大なことを忘れていた。

それは_



勉強だ。


まぁ、俺高校2年生だし、と、余裕ぶってたあの時の俺を殴りたい。

そりゃ異世界だ。勉強に魔法薬学等がある。

只でさえ体育と美術しか出来ないというのに、数学等にプラス…

俺を殺す気か?



_とはいえ、入学から数日が経っていた。

そして、今日は偶然マッシュやフィンと同じ教室だ。

だが、気になった点がある。

ヨ(これ、マッシュ虐められてね?)

そう、教科書が無惨に破られていたり、えっと、おいも・きゃべつ?ってヤツにパシられている。

ので、俺はおいも・きゃべつを尾行している。

?「謝れよ」

ヨ(ついに本性表したかって、は?)

其処には、糸で身体を拘束され、血を流しているフィンの姿があった。

ヨ(…中等部からいるって言ってたな…それに、有名な兄…成る程、)

フィンの話からするに、フィンの兄貴はフィンのことを嫌っているっぽい。

そして、優秀で2本線の兄とは違い、1本線で勉強が苦手な弟。

まさに劣等生というものだ。

フィンもそれをよく分かっているのだろう。

だが、見過ごせない。

俺の友達であり、常識人。

それに、フィンがいなくなれば、標的はマッシュに行くのだろう。

俺は、阻止するが…

さてと、行くk

ドンッ

何って、あ、

ヨ「マッシュ…」ボソッ


フ「そんなことより、マッシュ君…」

フィンは震えながら

フ「ぼ…僕なんだ。君の教科書ボロボロにしたの…僕なんだッ!」

フィンは涙を流しながら事実を言った。

フ「命令されて…怖くて…逆らえなくて…」

フ「けど、君は僕をいい奴だって…友達だって言ってくれたのにッ」

フ「それなのに僕は、君になんて酷いことを…」

マッシュは黙ってフィンの話を聞いている。

フ「だから、どうしても謝りたくて…」

フ「本当にごめん…ごめんよぅ…」

ヨ(フィン…)

凄い奴だと心底思う。俺だったら他の人に罪を擦り付けるだろう。

でも、フィンにとってマッシュは、初めての友達だったんだろう。

マ「………のは」

今まで黙っていたマッシュが口を開いた。

芋「?」

マ「謝るのは、お前の方」

ゴンッ

マッシュがお芋キャベツを殴った。

…何か芋が言ってらァ

嫌悪感が湧いたと思ったら、吉良君に似てるのか…


なんて考えていたら、今度は教頭が出てきた!

と、思ったらマッシュが埋めた。

俺、完全に出番失ったな…

グリン

マッシュが此方を向いた。

え?ホラー?

マ「ヨイチ君、いたんだ」

君…慣れねぇな

いつも、「潔」だったからなぁ

あ、クソ薔薇皇帝は別だぞ?


ヨ「おう、出るタイミング伺ってたんだが、必要無かったな!」

「怪我治すぞ~」と、何時ものようにボール(食用)を出し、フィンに食べさせた(フィンは食べるの躊躇ってた)。

ちなみに、芋…じゃなくてロイド・キャロベル(?)と教頭はほっといた。

一件落着だな~☆







番外編

ヨイチ・ウィリアムズの

初めてのホウキ




今日はグラウンドに出て、ホウキに乗り、空を飛ぶ授業を行う。

空を飛ぶのは、ボール・メイカーで何回がやっていたが、ホウキとなると初めてだ。

ホウキかー、魔法使いっぽいの来たァ~!!!


ヤベ、先生の話聴いてなかった☆

周りを見るに、「飛べ」とホウキに命じる(?)らしい。

ヨ「飛べ」

_動かない…ムズくない?魔力を込めるのか?

ヨ『飛べ』

ドカンッボキィ

_ホウキ、爆発したなう

ヨ「センセェェェェエ!!!」

先「五月蝿いですよ?何ですかk」

言い切る前に爆発したホウキを見たせいか、固まっている。

先「キャァァァァアアアッ!!!」

お前が五月蝿くないか?

先「前代未聞よォッ!!!」

先生、落ち着け餅つけ☆

ブォン

後ろで凄いスピードでホウキと人が飛んでった(?)

あ、マッシュだ


アイツのことだから、素手でブン投げたんだろーな。ほら、フィンをそんな顔(?)してるし…

ホウキ、折れなくて良かったなー

先「キャァァァァアアアッ!!!」

またかよ…

先「新記録よッ!!!世界記録よォッ!!!」

ナニこの人、ウルサッ

取り敢えず、ホウキ直すか…

スッ

ヨ(ボール・メイカー)

お得意の固有魔術「ボール・メイカー」でホウキを修復した。

やっぱ便利だな、コレ!!!



よし!俺もやってみるか!!!

まずは…

ヨ『飛べ』

手にホウキがヒット☆からの~

ビュンッ

おぉ!スゲェ!速ェ!!!千切の何倍だ!?!!

…コレ、どうやって止まるn

ドンッ

そして俺は、意識を手放した。







パチッ

ヨ「ここは…?」

どうやら俺はベッドで寝かされているらしい。

左を見るとカーテンがあって、隣が見れないようになっている。

フ「良かった…!」

ヨ「フィン?此処は…?」

どうやらマッシュもいるようだ。

フ「此処は、保健室だよ…

いきなり壁にぶつかって、頭から血が出たからマッシュ君が運んでくれたんだよ」

申し訳ない…てかよく運べたな、男を…

マッシュは力こぶを作って、誇らしげにしていた。

フィンは、俺のホウキを持ってきてくれたらしい。

良い友達を持ったな…

ヨ「ありがとな~」

マッシュは「また困ったら言ってね」と言っていたけど、フィンは慣れていないのかアワアワしていた。

潔くん、魔法学校にて頑張る

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