コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「美姫さん、せーので飛びますよ?」
『ちょ、ちょっまって。心の準備が…』
ドア前の柵から、啓悟くんが一緒に飛ぼうって。
「ははは、大丈夫ですよ
俺がしっかり手を握ってますから。
前も一緒に飛べたでしょ?」
『あっ…あれは別っ!!』
あれはだって普通の地面からだったし…
今は5階から飛び降りるようなもんなんだよ!?
下を見る。
サァァァァァァ
高い。
高すぎるよ!!怖い!!
ブルブルと震えてると
「美姫さん、大丈夫。俺がついてます」
とギュッと啓悟くんが抱きしめてくれた。
『ほ、、ほんとに、大丈夫?』
「大丈夫です」
『落ちたりしない?』
「しませんよ」
『じゃ、、じゃぁ、、、』
啓悟くんが柵に立った。
そして私に手を伸ばす。
月が、バックで ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
思わず見とれる。
綺麗な赤い翼が月明かりに染まる
啓悟くんは優しく微笑んで ̄ ̄ ̄
大丈夫。
この人となら、大丈夫。
私は啓悟くんの手を取った。
その瞬間