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テラーノベル(Teller Novel)
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20××年 東京都○○中学校にて

音楽室から誰かがピアノを弾いているのか、音楽が聞こえてきた。

曲名は「エリーゼのために」


夏樹「……うーん、上手く弾けないなあ」

月見「何言ってるの、うまいじゃん!絶対に今度のピアノコンテスト優勝できるって!」

夏樹「え〜、そうかなあ」


中学2年生の男の子、夏樹は12月にピアノの発表会を控えていた。しかし、本人はなかなか上手く弾けずにいて困っていた

夏樹「ああ…………また同じところで……どうしても弾けない……」

月見はそっと夏樹に寄り添った

「ねえ……私も一緒に弾いてもいい?」

夏樹「いいよ」


しばらくすると、人が1人、2人と集まってきた

「あの子たちのピアノの音、綺麗……」

「まるで……吸い込まれそうな感じね」


そして午後4時を回った

放送「下校の時刻となりました。用の無い生徒は、速やかに下校しましょう。歩道を歩く時は、端側を歩くようにしましょう。それでは、明日も元気に登校しましょう。担当は、3年、女子でした。これで下校放送を終わります」

夏樹「あっ……もうこんな時間?」

月見「そうね、帰らなきゃ。家で練習しようか」

夏樹「うん」




次の日

月見「夏樹くーん!!一緒に学校行こうよ!」

夏樹「そうだね、行こうか」

真凛「私も一緒に行くう!」

夏樹「真凛!?」

真凛は夏樹の同級生

月見とライバル関係になっている

真凛「てことで!夏樹くんは私と行こう!アンタ(月見)は1人だね!」

月見「ハア!?ふざけんなし!!!このあ○ずれ!おたんこなす!ばか!あほぉ!」

月見は嫌な事を言われると、いきなり語彙力がIQ3になる

真凛「ふっふっふー!アンタなんかに夏樹くんはわたさないわ☆」

月見「っ…………!」

夏樹「喧嘩はダメだよ!」

真凛は目をキラキラして言った

真凛「まあ、夏樹くんが言うならしないわ☆………月見、アンタ調子に乗るんじゃないわよ?抜けがけは許さないんだから☆今回は夏樹くんに免じて見逃してあげる!じゃあ夏樹くん、学校でまた会おうね!」

そしてそのまま走って行った

夏樹「気にしないで、昔からああ言う奴なんだ。悪気はないはずだ」

月見「うん………」


先生「じゃあこれで今日の授業は終わり、帰る準備していいぞ」

かずき「わーい!今日の放課後ゲーセンいこーぜ!夏樹も来いよ!」

かずきはクラスで1番のゲーセン好き

夏樹「いや、今日はピアノの練習があるんだ。忙しくてね……」

かずき「そっか、頑張れよー!じゃあなー!」

かずきの後ろ姿を見送った後、呟いた

夏樹「月見を待たせちゃったかな……早く音楽室に行かなきゃ……!」

アカシック・レコード

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