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文化祭本番、刺さりすぎる“それぞれの接客”
教室の前。
行列は、さらに伸びていた。
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「次のお客様どうぞ〜!」
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扉が開くたび、歓声が上がる。
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その理由は——
“メイド”たちの存在だった。
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🟢 翠川颯(女)
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「……こちらへ」
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無駄のない動き。
無駄のない言葉。
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視線は淡々としているのに、
一瞬だけ、客の目を見る。
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客(女子)
「……っ」
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客(小声)
「今、目合った……」
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「やばい……」
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颯はそれに気づいているのか、いないのか。
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「注文は?」
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そっけない。
けど、それが——
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客
「……好き……」
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完全に刺さっていた。
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🟡 日向ライ(女)
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「……メニュー」
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無言で差し出す。
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客
「え、あ……ありがとう……」
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少しだけ顔を上げるライ。
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「……決まったら呼んで」
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それだけ。
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なのに——
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客(女子)
「冷たいのに優しい……」
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「なにあれ……」
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ライは軽くため息をつく。
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(なんでこれで人増えるんだよ……)
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理解できていない。
でも確実に、“刺さっている”。
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🟠 橙原太陽(女)
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「え、えっと……!」
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「いらっしゃいませっ!」
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ぎこちないお辞儀。
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客
「かわいい……」
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「新人感やばい……」
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太陽は慌てながらメニューを渡す。
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「おすすめは……その……!」
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(噛む)
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「えっと……これですっ!」
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客
「守りたい……」
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頑張ってるのが伝わる。
それが、最大の武器。
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🩵 蒼瀬カイト(女)
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「ご注文の品です」
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完璧な動作。
正確な配膳。
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しかし——
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(これでいいのか……?)
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内心、かなり混乱している。
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客
「めっちゃ落ち着いてる……」
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「お姉さん感すごい……」
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🩵 蒼瀬カイト(女)
(心の中)
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(冷静を保て)
(問題ない)
(これは業務だ)
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だが、
ほんの少しだけ動きが硬い。
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それが逆に——
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客
「ギャップやばい……」
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🟥 紅月蓮(女)
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「……ほら」
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ぶっきらぼうに水を置く。
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客
「え、ちょ……」
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「……熱いから気をつけろ」
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一瞬の優しさ。
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客
「……はい」
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🟥 紅月蓮(女)
(小さく舌打ち)
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(なんでこれで好感度上がんだよ……)
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💜 紫藤シオン(女)
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「楽しんでる?」
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柔らかい笑顔。
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自然すぎる所作。
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客
「はい……!」
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シオンは周囲を観察しながら、
全体の空気をコントロールしている。
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「いいね」
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「この感じ」
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💘💙📷 側から見てるフラグ組
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💘 恋愛フラグ
「はい神イベ〜☆」
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💙 失恋フラグ
「え、みんな人気すぎない!?」
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📷 スクープフラグ
「伝説っすねこれ」
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📸 パシャッ
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🟣 星崎よまち
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少し離れたところで、
腕を組んで見ている。
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「ほらね★」
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「大成功じゃん」
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その時。
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🟡 日向ライ(女) と目が合う。
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一瞬だけ、
ほんの少しだけ——
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「……」
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ため息混じりの視線。
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🟣 星崎よまち
(ニヤッ)
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「あとで覚えてろって顔してるね★」
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🟢 翠川颯(女) も、
遠くから静かにこちらを見ている。
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言葉はない。
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でも確実に——
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“仕返し”の空気。
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文化祭は大成功。