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コメント
8件
え、こんなに似て書けるようなものなんですかどれだけ天才なんですかほんとありがとうございます!!! まだまだ続くと思うと… ほんと最高ですありがとうございます!!(私のわがままを聞いてくれてありがとうございますm(_ _)m)
クラゲ様またまたリクエストありがとうございます(*^^*) ほぼパクr… いえいえ、オマージュで私なりのご都合設定をさせてもらってます…! 一つだけ、お願いしたいことがありまして、、、一回だけtrさん視点を挟ませてください🙇♀️ 気に入ってもらえたら幸いです…。
目が覚めた時、俺とトラゾーは見知らぬ部屋にいた。
部屋というよりも平屋の一戸建てのような家の中にいた。
「なんですかね…ここ…」
「分からない…」
外に繋がるであろうドアはあるけど、何故かこちらからは開けることができない。
「……」
「困りましたね…。ぺいんとたちにも連絡できないし…」
スマホも何故か圏外。
室内には電話などの通信手段もない。
困るトラゾーの顔を見ながら内心、この状況を良しと思っていた。
「(不謹慎だけど、トラゾーと2人きりになれたのはラッキーだな…)」
「クロノアさん…」
不安げに俺を見るトラゾーに、笑い返す。
「大丈夫だよ、脱出手段は絶対にあるから。それに俺がいるから安心して、ね?」
優しく言うと、肩に力の入っていたトラゾーが眉を下げて笑い返した。
「そう、ですね…。クロノアさんがいるから大丈夫ですね!あなたとでよかった…っ」
その言葉に他意はないと分かっていても嬉しかった。
好きだから。
「誰かの家とかじゃなさそうですし…」
「うん生活用品も何もかも揃ってるね。冷蔵庫とかも中身ちゃんとある」
「ここで生活しろということでしょうか?…クロノアさんとなら大丈夫そうですけど…」
「嫌じゃないの?」
「へ?嫌なわけないじゃないですか」
「そっか…」
「安心感すごいですもん」
ふふっと笑う顔も可愛すぎる。
「(伝える気も、どうにかなろうとも思ってないけど……大丈夫かな、俺の理性…)」
なんて思っていた時、急にリビングに置いてある大きなテレビが音を立てて点いた。
─ザザザザッ
─ピッ
「「⁈」」
「え⁈クロノアさん、テレビ点けましたか⁈」
「いや、…勝手に点いた…?」
『こんにちは』
「「は⁈」」
砂嵐のような、変な模様の画面から声がした。
『お目覚めのようですね。今あなた方はこの状況に混乱してることでしょう。しかし、安心してください。あなた方をここに閉じ込めるのは4日間です。4日経てば解放され無事元の生活に戻ることができます』
「何を言って…?」
『ただし、ただ生活してもらうのは面白くありません』
「おい!お前誰だよ!俺たちをすぐにここから出せ!」
トラゾーが立ち上がって声を荒げた瞬間にテレビの模様が変化した。
『…まずはそちらの方に催眠をかけて静かにさせましょうか』
「は…⁈なに、言っ…て………」
トラゾーは人形のように固まって何も言わなくなった。
『座りましょうか』
「はい」
さっきまでの怒りはどこにと思うくらい素直にテレビからの指示に従っていた。
「トラゾー…?」
『これから我々の言うことはあなたにしか聞こえません』
「え、は?」
何も反応しないトラゾーは俺を見て首を傾げている。
「クロノアさん…?」
『あなたにはこの4日間の間、そちらの方とセックスをしてもらいます。ただし、我々のタイミングに合わせてもらいます』
「は⁈お前、ふざけんな!!」
下賤でふざけた内容にテーブルを殴って立ち上がる。
「っ!」
びくりと肩を竦めたトラゾーは心配そうに俺を見ていた。
『怒らないでください。あなたがそちらの方を好きなことを我々は知っています。……本当はいい機会だと思っているでしょう?』
「ぐっ…」
出かけた言葉が詰まる。
だって、図星だったから。
『あなた方の潜在意識に睡眠をかけます。まぁ普通に催眠をかけてもつまりませんので、我々なりのものをかけさせて頂きます。この4日間での出来事はそちらの方には記憶されません。1日経つとリセットされます。覚えているのはあなただけです』
「……」
ちらっとトラゾーを見れば今度は不安気に俺を見上げていた。
『好きな人の身体に触れることができる絶好の機会です。…もし、今拒否をすればすぐにでもあなた方はここでの出来事を忘れ元の場所に戻り日常を過ごすことになります。……どうされますか?続行するならば座ってください。拒否ならばそのまま立っていてください』
「……俺は、」
こんなやり方ダメだと分かっているのに、一方的だと分かってるのに。
俺は椅子に座った。
座ってしまった。
『ふふふ……それでは今度はそちらの方にも我々の声が聞こえるようになります』
「え⁈また急に声が…っ」
心の中でトラゾーに謝った。
『先程の映像を見ましたよね。…あなた方を既に催眠にかかっています』
「え⁈」
「へ…?」
『あなたは身体だけがコントロールされます。…このように』
「わっ」
座っていたのに身体が勝手に立ち上がりトラゾーの隣にまで移動した。
「クロノアさん…?」
『そしてあなたは我々に話しかけることはできません』
「っ!!」
『そしてあなたは心が我々に操られています』
「ぁ……、…うん、」
『あなたは我々に敬語を使いましょう』
「…はい、…わかりました…」
「トラゾー…⁈」
感情の消えた声に光のない緑の目。
『素直でいいですね。…それでは我々の指示に従ってもらいます』
「はい、わかりました」
『いくつか質問をします。素直に答えてください』
「はい」
『そちらの方はそのまま動かないでください』
「うっ」
機械的に返事するトラゾーを止めようにも身体は全く言うことを聞かない。
『あなたはそちらの方をどう思いますか』
「優しい人だと思います」
『優しい人。…そんな人に犯されることをどう思いますか』
「……恥ずかしいですが、嫌ではないです」
『ほうほう。犯されることは嫌ではないということですね』
「はい」
『あなたはそちらの方が好きですか』
「なっ…!」
「好きです。ずっと前から好きです」
『あらあら、両想いのようですね!』
「っ〜!」
お前が言わせてるんだろう!と怒りたいのに話しかけることが出来ないため俺の口からは空気の抜ける音しかしなかった。
『それではこれからが本番です』
「本番…セックスということですか」
『そうです』
俺のことを見るトラゾーはどこかぼーっとしていて、ホントに催眠術にかかった人のようだった。
『あなたはそこで寝転んでください』
「っ、!!、身体が勝手に…⁈」
抵抗を試みるもそれも虚しく、俺は言われるがままフローリングに寝転がることになった。
『あなたはそちらの方の服を脱がせてあげてください』
「はい、わかりました。全部ですか?」
『いえ、下が出ていれば大丈夫です』
「わかりました」
機会的な動きで俺のズボンと下着を脱がすトラゾーに必死で声をかける。
「トラゾーダメだよ!」
「……脱がせました」
下だけを曝け出した不恰好に顔に熱が集まるのが分かった。
『それではあなたはそちらの方に跨って服を全部脱いでください』
「はい」
俺のお腹に重さがかからないように座ったトラゾーは服を脱ぎ始めた。
「やめ…トラゾー!!」
こちらの制止には無反応だ。
ゴソゴソと衣擦れの音だけが妙に耳につく。
「……脱げました」
身体を全て晒すトラゾーは次の指示を待つように動きを止めて寝転がる俺をじっと見ていた。
光の宿らない緑の目で。
『ではあなたはそちらの方のモノを挿れてください』
「はい、わかりました」
上に跨るトラゾーは俺のお腹に手をついた。
『ではゆっくりどうぞ』
「はい」
勃ってる俺のモノがトラゾーのナカにゆっくりと入っている。
抵抗もなく、熱く濡れたソコは俺のモノを飲み込んでいた。
「っ、ぅ」
「ひぁんっ」
聞いたこともない高い声にびくりと自身の身体が強張る。
その振動に反応したトラゾーはまた喘いだ。
「んっ、ぁ…ふぁッ、んぁあっ!」
そして、根元まで入ってしまった。
『しばらく落ち着くまでそのままでいてください』
「はァ…ん、…」
「っ、ぅ…」
自分のモノがトラゾーのナカで脈打ってる。
生々しいソコに熱がどんどん集まっていった。
「んひゃっ⁈、くろのあさ、かたくッ、しちゃだめです…っ!」
「むり、だって…っ!」
好きな人のナカに挿れて反応しない男なんているわけない。
『そろそろ慣れましたかね?』
「ぁ…ん、あン…っ」
『ではあなたはそちらの方の腰を掴んで出し入れしてください』
ぐっと両手が動いたかと思ったらトラゾーの腰を掴んで、抜き差しを始めた。
「うひゃぁあっ⁈まっ、まら、なれ、へなぃい…ッ!!」
『あなたも自分で抜き差ししてください』
「ゃぁぁあっ!!」
素肌の当たる音と、濡れた音が部屋に響く。
『あなたの位置からだとそちらの方と繋がってる部分がよく見えますね。観察してあげてください』
じぃっと繋がる部分に勝手に視線がいく。
「んぁ!、くろのあさん、見ちゃ、やぁあ…ッ!」
「そんなこと言っても視線が外せないんだよ…!!」
『よく見えるようにあなたは後ろを向いてください。挿れたままですよ』
「は、ぃ…っ」
トラゾーはぐるりと俺に背を向けるように跨った。
「うぐっ、!」
「んあぁあっ⁈」
『上手に背面騎乗位ができましたね。これであなたも抜き差ししやすくなりましたね』
「はい…っ、あンん…っ!!」
『あなたは下から強く突き上げるようにしてあげてください』
「!、腰が、勝手に…っうぁ⁈」
「ひゃぁっ、!!ち、違うとこ、ッあたってる、ぅ…ッ!」
角度が変わったせいでナカを抉る場所が変わったらしい。
肩も背中も真っ赤になってるトラゾーは一心不乱に腰を動かしていた。
「っ、やば、い…っ」
「は、ぁん…イッちゃ、ぃそうです…っ」
『お二人共、イキそうですか?それでは一旦動きを止めてください』
ぴたりとトラゾーの動きが止まる。
俺の動きも止まった。
「っ⁈」
「ひぅ…っ⁈」
『これから5分間動くことはできません。その間今のお気持ちを話すなどしてみてください』
寸止めされて苦しい。
こんなの地獄だ。
「と、トラゾー…」
「は、い…?」
「俺のことを、好きって…ホント…?」
「………こんな場で、言いたくない、です」
顔が見えないからどんな表情をしてるのか分からない。
確かにこんな状況で聞くのは卑怯だ。
「そう、だよね…ごめん」
「いえ……」
しばらくの沈黙。
気まずい空気が流れていた。
それなのにドクドクとナカで反応する俺のモノ。
「ヒ、ッ…!」
それに震えながら耐えるトラゾー。
『…ん?おや、なんだか重い空気が流れてますね』
「!!」
『仕方ないですね。甘い空気に変えてあげましょう』
ザザザザという音と共にテレビの模様が変わる。
『あなたはそちらの方が大好きで大好きでたまらなくなって、もっと欲しいと求めてください』
「⁇、はい…♡」
『それではどうぞ』
「⁈、ぅ、っ、く…⁈」
俺のモノを締め付けながら抜き差しを再開したトラゾーが溶けた顔で振り向いた。
「くろおあ、しゃん♡」
「っっ!」
テレビの方を睨みつけると、自分の身体が自由に動くことに気付いた。
「…?」
模様が変わったせいで俺への催眠が解けたようだった。
「すきっ♡くりょのぁひゃんッ、のこと、だいすきぃ♡♡」
「っ!!くそっ…!」
起き上がって、さっきよりも強くナカを抉る。
「ひゃぁぁあん♡♡!」
『おや、あなたの方の催眠が解けてしまいましたか。…まぁいいでしょう。ここはあなたの為に用意したものでもありますし』
くすくす笑う催眠術師の声は俺にはもう入っていない。
「ゃ♡、ふぁっ!、はげしぃ♡らめッ…!!」
「ダメじゃないくせに…っ!」
ふるふると揺れて先走りを垂らすトラゾーのモノを右手で握る。
「んぁあン♡」
左手は勃ってる胸の先を弾いたり摘んだり引っ張る。
「ぜ、全部は、だめぇえ♡♡!!」
「ほら、腰止まってるよ。言われた通り動かさないと」
『そうですね。もっと激しく抜き差ししてください。そちらの方は両手が塞がってるんですからあなたが頑張ってそちらの方を気持ち良くしてあげてください』
「は、はひ…っ♡」
俺は最低だ。
この状況をいけないことと分かっているのに利用する最低な人間だ。
「トラゾーのナカ、痙攣してる。…イキそう?」
「イッ…イキ、そうれす…っ♡はぅうッ♡」
「俺もイキそう。中に出していい?」
びくっと腰が跳ねてナカが締まる。
『中出しさせてあげてくださいね』
「ひゃん♡♡」
『敬語ですよ』
「は、はぃい♡♡」
『たくさん注いでもらいましょうね』
ラストスパートと、動きを早めてナカにぶちまけた。
「ひゃぅああっっ♡♡!!!」
その締め付けで、全部を搾り取られる。
俺の右手もトラゾーの出したモノで濡れていた。
「は、…はぁ…はァ…っ」
「ふっ、はっ♡…んン…ッ♡」
余韻でまだビクついている身体を後ろから抱きしめる。
最後まで塗りつけるようにしてナカを抉った。
「っつ〜〜♡♡♡!」
くたりと俺にもたれかかるトラゾーを抱き止めてお互い息が整うのを待つ。
トラゾーのナカから俺のモノを抜いた時、大量の白濁が太ももを伝って溢れ出した。
それを見て反応しそうになるのを戻ってきた理性で抑える。
『……はい、あなたはもう積極的にならなくていいですよ』
「……は、い」
『それでは我々はこれで失礼します』
─ザザザザッ
─プツンッ
テレビが切れて静かになるリビング。
「……服、着ようか」
「……はい」
脱ぎ散らかした服を着て、気まずい雰囲気の中リビングの片付けをする。
腰を庇うようにして動くトラゾーをじっと見る。
明日には今シたことはトラゾーの記憶から消える。
「⁇、クロノアさん…?」
まだ赤い顔で首を傾げて俺を見るトラゾーに笑みを返す。
「…何でもない。…それより身体は大丈夫?」
「っ、ぁ、…はい…」
4日間、俺に与えられたチャンスだ。
俺の気持ちを伝えることと、トラゾーの本心を知る為の。
「あ、あのっ、俺お風呂入ってきます…っ」
「……手伝おうか?」
「っっ!!」
奥の方に出したからトラゾーじゃ掻き出せないかもしれない。
「ダメです…っ、クロノアさんにされたら、また…ッ」
「……感じちゃう?」
真っ赤になる顔はさっきまでのいやらしさはなくて、ただ単に可愛い。
「と、とにかく自分でしますから…っ!」
出したモノが出ないように歩くトラゾーは浴室へと逃げ込んだ。
「………はぁ」
椅子に座って思い返す。
トラゾーの言っていた”好き”は本心なのか、言わされたのか。
心を操られていれば、嘘を言うのは容易い。
「…身体に触れることだけが好意を伝えるわけじゃないし…」
言葉でも伝えて、トラゾーのこと絶対に俺のモノにしてやる。
自分の悪い部分が出てきてしまっていることに苦笑いしながらお風呂から出てくるトラゾーを待っていた。