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#探偵
橘靖竜
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おだんご🍡
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コメント
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第3話、読んだわー!月呼の家族ってほんと個性豊かだよね。量汰の「しゃべると残念」発言には笑ったけど、詞央の「いちばんの美人さん」フォローが尊すぎる…この姉弟の温度差がいい味出してる。月呼の「エジプトおたくっぷり」で恋愛に悩む感じ、わかるわかる。でもクルージング楽しみにしてる姿が可愛いし、チケットの怪しさも含めてこの先どうなるか気になる!次話も楽しみにしてるね🔥
月呼は老紳士と別れると、自宅に戻る。親の会社が倒産間近と知っても、男兄弟らはいつものようにリビングで騒いでいた。
月呼は空美にチケットを見せる。金持ちそうな人間に親切にしたらもらったと、ことの経緯をざっくらばんに説明した。
「あら、せっかくだから行ってくればいいじゃない」
月呼は大学一年の頃から所属していた登山部を今年の冬に引退している。大学卒業まで後一年。その先は就職を考えているから、この機会を逃すと旅行することは当分ないだろう。ましてやこんなに派手で贅沢そうなクルージング旅行など、一生にあるかないかだ。
「月呼お姉ちゃん、どこか出かけるの?」
末っ子の詞央が聞いた。
「うん。七日間の国内クルージング旅行」
「えーっ! いいなー! 僕も連れていって!」
「それが、チケットで行けるのはひとりだけみたい」
月呼はこういうチケットでペアで参加できないことをめずらしく思う。
「旅行先で彼氏ができたりして」
量汰がにやっと笑う。
「まさかー」
「そうだよね。姉ちゃんって、しゃべると残念だもんな」
「しゃべると残念って、それってほめているの? けなしているの?」
月呼は頬をふくらます。
「姉ちゃんのエジプトおたくっぷりには、大抵の男はついていけないよ」
量汰の言うことはあながち見当はずれでもなかった。月呼は顔で異性から好意をもたれても、話すと「想像していた女性と違う」と言われ、距離を置かれることが多い。
「月呼お姉ちゃんは残念なんかじゃない。だって、俺が今まで見た中で、月呼お姉ちゃんがいちばんの美人さんだもん」
そう言って、詞央が月呼の左腕に自分の両腕を絡ませる。
「ありがと、詞央。そう言ってくれるのは詞央だけだよ」
「だから、月呼お姉ちゃん、お土産をいっぱい買ってきてね」
「あーっ、詞央ってば、それが目当てでおだてたの? もう、すっかりずる賢くなっちゃって」
就寝前、月呼は自分の部屋のベッドに寝転び、クルージングを企画した会社をインターネットで調べてみた。聞いたことのない社名に不安を少し感じていたが、ウェブページがあるということは、その会社は実際に存在しているようだ。月呼が参加することになる旅行についても公開されていた。
「ああ、楽しみー」
旅行の日は一週間以上先だけれど、ベッドからおりて、荷物の準備に取りかかる。