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pr side
俺にとってあっきぃはアンプのメンバーで相棒で一番の親友。
あっきぃに嫌われたら生きられへん。
言い過ぎかもしれんけどそのくらい大事。
これからもずっと一緒やと思ってる。
でも、そう思ってたのは俺だけだったのかもしれへん。
会議が終わって帰る準備をする俺の服をグイっと掴んでくるあっきぃから突然告げられた───
『俺ね…ぷーのすけと親友やめたい』
え?… 親友をやめたい……?
「…えっと、それは…どーいう こと??俺の事嫌いになったん?」
「あ、ち、違う!そういうことじゃなくてね」
ならどういうことなん?
友達やめたくなるような事を俺やってしもたん??
「俺あっきぃ怒らせるような事してもーたん?」
あっきぃはフルフルと顔を横に振って、俺の服を握ったままの手がグッと強くなった。
「急に親友やめたいは意味わからんって」
「そうだよね… ごめん!やっぱりこの話なかった事にしよ!」
そう言ってあっきぃは掴んでいた俺の服をパッと離すとちぐ達の所へいってしまった。
俺はどうすればいいん…?
あっきぃは俺と親友をやめたいと思ってる。
けど、それはなかった事にする。
つまり親友はやめない。
って事やんな…。
でもあっきぃは本当は親友をやめたいと思ってた。
なんやこれ…。
もー謎すぎて何もわからんやん!
あれから1週間が過ぎた。
会議で集まれば普通に話すけど俺と二人になるのは避けられている。
それだけじゃない。
今までだったら普通にあった 軽いボディタッチ。
それすらも避けられてる気がする。
「けちちー!」
「あききー!」
「今日もけちちの家に行っても大丈夫?また相談にのって欲しい」
「いいよ〜」
「けちち大好き!ありがとうのぎゅうー」
なのに他の奴には『好き』って言ったり、抱きつきにいったりするあっきぃの姿にイライラしていた。
「あっきぃ、ちょい来て」
あっきぃの返事を聞く前に気づいたら手を掴んで会議室から出た。
「ぷーのすけ!どこ行くの!」
手を繋いだまま引っ張っていく俺に戸惑ってる
あっきぃ。
「なぁ。…俺あっきぃに嫌われるような事したん?何がダメだったん…」
繋いだ手にぎゅうっと力が入るのとは反対に、尋ねる声はだんだん弱々しくなっていく。
「えっとね…ぷーのすけがダメとかではなくて… 」
「うん」
「お、俺の問題で…」
「あっきぃの問題?どういう事?」
「俺が、俺がね、……ゎ、悪いの…っ」
空いてる会議室を使用中に変えて中に入ると、今にも泣き出しそうなあっきぃを引き寄せそのまま抱きしめる。
「なぁ…あっきぃが思ってる事全部教えてくれへん?」
顔を伏せて目を合わせないあっきぃをお構い無しに自分の方にさっきよりも強い力で抱き寄せる。
「ゆっくりでええから。ちゃんと聞くから」
そう言うと泣きながら ぽそぽそと話してくれた。
「…………俺、ぷーのすけの…一番なりたくて…っ」
「うん」
「でも、でも、…どう伝えていいかわかんなくて」
「うん」
「…俺、俺ね…ぷーのすけと…親友以上の関係に……なりたい…っ」
親友以上って事は恋人になりたいって事やんな
あっきぃは俺が好きって事?
心臓がドキリと跳ねた。
「えっと…それはつまり?」
「……っ、俺、ぷーのすけが好き!一緒に楽しいことするのも、横にいて笑うのも、笑わせるのも、褒めるのも、好きなのも、全部…全部俺が一番がいい」
潤んだ目で俺を真っ直ぐ見つめて、頬だけじゃなく耳たぶまで真っ赤に染めて、少し恥ずかしそうにそんなことを言われて、 照れない方がおかしい。
自分の顔がどんどん熱くなってくるのが分かる。
ヤバい…。
あっきぃが可愛すぎる。
俺よりデカいあっきぃが可愛く見えて仕方ない
庇護欲をそそる…抱きしめて愛でたい。
「ぷーのすけ…?」
俺が何も反応しないからこてんと首傾げて見つめる目は泣いた後だからなのか潤みを増してる。
あぁ… ぎゅっと抱きしめるだけじゃ足りない。
撫でて、キスをして、そのすべてに触れて、俺のモノにしたい。
あっきぃが欲しい。
そう思った瞬間いろんなことが頭から消えた。
惹きつけられるような衝動に逆らうことができずあっきぃの唇を塞いだ。
【その二文字で簡単に墜ちた】
「ぷーのすけ大好きだよ」
「俺あっきぃのこと世界で1番大好きで愛してる」
「…っ、…俺も愛してるよ」
「一生離さひんから覚悟しといてな」
基本mzktyですが雑食左右固定のROM専してます(*/∀\*)
地雷以外の書いたいものを書くのでたまにmzkty以外を書きます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*