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〘彼のシゴト〙
「あーあ、またやっちゃた。」
そう言っているが、自分では全然反省していないことがよく分かる。
マフィア。それは、人にバレないように任務をこなすプロの集まり、_のはずだった。
当たり前のように道路に一番近い小道でターゲットを殺めてしまった。
今回は殺人のご依頼だったため、これでいいのだがもう少し場所を選んだほうが良かった。
まぁ、関係ないか。そう思いボスに連絡を通して帰宅した。
『誰も僕を見つけられないよ。』
〘彼の道〙
「はぁ、いい加減やめてくれないかな…。」
そう思いながら依頼書を眺めている。
暗号化された依頼書は一筋縄では読み解くことが不可能。故に、俺のお客様はよく使用する。
暗号は嫌いだ。現役の時を思い出すのが大嫌いだから。
血に塗れた社会を、体力的な問題でやめたのに、やはり俺は裏社会に適しているのか結局情報屋をやっている。
どんな時も死の隣を歩いている方々の支えになっているし、金払いがいいのでやめようとは思わない。
さてと、早めに仕事に取り掛からなければ殺されても可笑しくない。そう思いすぐさま情報収集に取り掛かった。
『全く、いくら時間があったって足りないよ。』
〘彼の選択〙
「チッ…遅かったか。」
今回も、救えなかった。
裏社会のゴミにより、また1人無実の市民が殺された。
【Secret Killing】。それが俺の所属する裏社会撲滅を目的としたチームだ。
裏社会の人間を全て消す。国に認められることはなく、ただの犯罪者と言われれば間違いではない。
時には人を殺し、時には平然と生き、時には命を落とす。
そんな危険な仕事をしたいとは、全く思わない。犯罪に手を染める事すら絶対に嫌。
ただ、俺には使命があり、これは必ず成し遂げる。
『ははっ、人間ってすぐ忘れる生き物だもんね。』
〘彼の虚像〙
「…任務完了やね。」
そう呟きながら、ビルの屋上の端の方へ歩み寄る。
1番人を眺めやすいここはお気に入りの場所だった。
裏社会の人間を狙撃することが我々の使命。国からそう言われている。
何が何でも裏社会の人間を消したいらしい、僕はどうでもええと思うけど。
ただ、上の方の命令は絶対だ。目標以外は狙撃してはいけないし、命令を待つ必要もある。逆らえば首と胴体は一生離れ離れになってしまうだろう。そんなことから、国民には恐れられている。
こんな仕事をする僕が言うことではないが、この仕事を認めた国は頭が可笑しい。この仕事のために何億と金をかけた。ただ、命令を待つだけで、いいのがとても楽だ。なんせ、僕は百発百中なんやし。
『今日も世界は汚れとるなぁ。』
〘彼の探し物〙
「ふぅ、危なかった…。」
ビルの二階に埋め込まれていたのは時限爆弾。今回ばかりは見つけるのに苦労した。
解除は簡単。だが、見つけるまでが本当に大変だ。
俺の仕事は爆弾を中心とした爆発物処理、作成班であって、捜索は専門外だ。爆弾を作るのが簡単。処理も最悪死ぬだけと思えば別にどんてことは無い。
裏社会、駄目だとわかっていた。ただ、俺が生きていく場所はここしかない。俺を認めてくれるのはここのボスだけで生きていていいと言ってくれる。
そんな幸せを壊す政府は大嫌い。反吐が出る。
そう思いながら今日もあいつの顔を思い出す。
『今夜の花火は何色になるのやら。』
〘作者から〙
こんふぅ~風鈴です🎐
最近全く浮上できておらず自分でも困っております(笑)
ちょっとずつ更新する用の作品はほしいと思いこちらを用意しました。
今回のテーマは “ 裏社会 ” サブテーマとして特殊能力でございます。裏テーマもございますが、そちらはシークレットで…🤭
今回の作品はDzl社様の二次創作となります。苦手な方は次の話から閲覧を中止することをおすすめいたします。
今回は、闇落ちさせたり、性格を歪ませたりと結構なキャラ崩壊をする予定です。最終的には元の性格に戻らせますが…ね。
人それぞれ誰にも言えない秘密があるように、彼らにも秘密はございます。
そんな秘密を考察しながらお楽しみ下さい🙌
今回の特殊な読み方⇀〘作者から〙より〝秘密〟… 読み〝カコ〟
No.00⇀完結