謙杜side
謙 「はぁー…」
学校で大きなため息を一息。兄になるってこんな辛いのかと思って目がうるみそうになる。昌也が家に来て1週間、みんな昌也のことで頭がいっぱいみたい。
謙 「和也くんおかわり下さい!」
和 「ごめん、昌也の準備してからでもいい?」
謙 「大吾くんここわかんないんですけど…。」
大 「教科書見たらわかるやろ?もういい?」
謙 「丈くん学校まで送ってって下さい!」
丈 「ごめん、昌也の病院行かなあかんから!」
謙 「流星くんメイク教えて下さい、!」
流 「昌也、ちょっとごめんね。…謙社考えて声掛けて。
謙 「駿佑、恭平…。」
駿 「ごめん謙杜、昌也の子守り任されちゃって…。」
恭 「また今度な。」
謙 「もう、みんなしてなんやねん!こっちの気持ちも知らずに…。」
そんなこと思いながら弁当をほうばってると知らない男子に声をかけられた。
A 「おい、流星子守りで休んでるってまじ?」
B 「昨日流星が小さいの連れて家から出てくんの見たんだけど、なに?あの歳でもう親父なの?笑」
謙 「ち、違います!流星くんは…!」
流星くんは先生に相談して、少しの間お休みしている。たまたま先輩達が2人で歩いてるのを見たらしい。
A 「なんでもいいけど、流星に言っといてくんない?ズル休みしてるようなやつにもう居場所なんてないってさ!笑」
B 「もう学校来んなってな!笑」
コイツらなに言ってんの?流星くんはちゃんと先生と相談して、昌也のためを思って…! そう持った時には1人の先輩の腹を思いっきり殴っていた。
A 「がはっ…!てめぇ、何様だよ!」
気づいた時には取っ組み合いの大喧嘩。屋上だったからか、誰も気づかず、先輩の片方が意識を失った時やっと先生が探しに来て、そのまま校長室送りになった。
1時間ほど先生からの説教を受け、家の人を呼ばれ、和也くんが青ざめた顔で校長室に入ってくる。
和 「この度は申し訳ございませんでした。」
「うちの子どうすんのよ!顔に傷が残ったら同責任取るつもりなの!」
和 「…本当に申し訳ございませんでした。」
和也くんは床に膝をつき、深く頭を下げた。
今回の件はどちらも悪かったため、2週間の停学処分で済んだ。俺は家に帰ると、椅子に座っている兄弟たち。みんなこちらを怖い目で見ている。僕、こんなことでみんなに注目されるの待ってたんじゃない。昌也みたいに……。そうや、昌也がこんければ、ここにいなかったら………………
謙 「昌也なんかこんければこんなことならへんかったのに…」
ボソッと言ったこの言葉が、上の兄の堪忍袋の緒を切らせてしまったのかもしれない。
はい!本当に不定期で申し訳ないです💦ほんとに時間ないんです〜!😭できる限り頑張ってあげて行くのでよろしくお願いします💦待っててください〜!!
コメント
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ごめぇぇん!見るの遅れちゃった… 構って貰えなくなったらそりゃそうなっちゃうよ… 今回もめちゃくちゃ面白くて凄かった! 部活とかとの両立難しいかもだけど月華ちゃんのペースで頑張って!いつもお疲れ様(ˆ꜆ . ̫ . )っ🍵