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旅行の日まで、あと一週間。
今日は旅行へ行っても大丈夫か確認するための定期検査の日だった。
朝。
心音「らぴす、準備できた?」
らぴす「うん!」
ロゼ「忘れ物ない?。」
らいと「飲み物も持った。」
メルト「薬も入ってるよ。」
みかさ「今日は頑張ろう!」
らぴす「頑張る!」
兄弟六人は病院へ向かった。
病院。
待合室。
らぴす「……。」
今日は少し緊張していた。
心音は何も言わず、らぴすの隣へ座る。
ぽん。
優しく頭を撫でた。
心音「大丈夫。」
らぴす「……うん。」
ロゼ「俺たちがいる。」
らいと「一人じゃないけん。」
メルト「終わったら甘いもの食べよう。」
みかさ「ご褒美ね!」
らぴすは少し笑った。
らぴす「ありがとう。」
その時。
「らぴすさん、どうぞ。」
看護師さんに呼ばれた。
心音「行こう。」
診察室。
先生「こんにちは、らぴすくん。」
らぴす「こんにちは。」
先生「最近はどうかな?」
らぴす「疲れやすい日はあるけど、お兄ちゃんたちがいっぱい休ませてくれて
ます。」
先生は優しく微笑んだ。
先生「それは良かった。」
診察や簡単な検査が終わり、
先生は検査結果を見ながら話し始める。
先生「大きく悪くなっているところはありません。」
兄たちは少し安心した表情になる。
先生「ですが。」
心音「……。」
先生「無理をすると体調を崩しやすい状態は変わりません。」
ロゼ「……。」
先生「旅行へ行くこと自体は問題ありません。」
らぴす「ほんとに!?」
先生「ただし、疲れたらすぐ休むこと。」
先生「休憩を多めに取ること。」
先生「無理をして我慢しないこと。」
心音「分かりました。」
ロゼ「守ります。」
らいと「はい。」
メルト「ありがとうございます。」
みかさ「らぴす、聞いた?」
らぴす「うん!」
先生は最後に笑顔で言った。
先生「らぴすくん。」
らぴす「はい?」
先生「楽しむことも大切だからね。」
らぴす「うん!」
診察が終わり、病院を出る。
らぴす「旅行行けるって!」
みかさ「やったー!」
メルト「よかったね。」
らいと「一安心やね。」
ロゼ「でも条件は忘れない。」
心音「約束だからね。」
らぴす「うん!」
その笑顔を見て、兄たちも笑顔になった。
帰宅すると、玄関のチャイムが鳴る。
ピンポーン。
みかさ「誰だろ?」
ドアを開けると、
莉犬「らぴぴー!」
てると「検査どうだった!?」
やなと「大丈夫だった?」
はりま「心配してたよ!」
まぜ太「結果は?」
らぴすは満面の笑みで答えた。
らぴす「旅行、行けるって!」
一瞬の静寂。
そして──
莉犬「やったぁぁ!!」
てると「らぴらぴ最高!」
やなと「楽しみ!」
はりま「いっぱい思い出作ろう!」
まぜ太「よかった。」
心音「ただし。」
みんなが心音を見る。
心音「先生との約束は絶対守る。」
ロゼ「無理は禁止。」
らいと「疲れたら休憩。」
メルト「何かあればすぐ言う。」
みかさ「約束ね!」
らぴす「もちろん!」
莉犬「俺たちも約束守る!」
てると「らぴらぴを一人にしない!」
やなと「ちゃんと見てる!」
はりま「楽しい旅行にしよう!」
まぜ太「全員で協力な。」
全員「おー!」
らぴすはみんなの顔を見渡して、小さく笑った。
な
(みんなとなら、きっと最高の旅行になる。)
そう思いながら、旅行の日を楽しみに待つのだった。
――続く。
第14話予告
「いよいよ出発の日!」
朝早くから大はしゃぎのいつメン!
一方、兄たちは忘れ物がないか何度も確認していて……。
楽しい旅行が、いよいよ始まる!
Next❤400.🌾5
コメント
5件

続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
ああ、もうこの話ほんと好き……! らぴすくんの緊張した表情に、心音が何も言わず隣に座ってぽんって頭撫でるところ、グッときたわ。兄弟みんなで「一人じゃない」って伝えて、先生の「楽しむことも大切」まで、優しさが詰まってた。ラストの莉犬たちとの「行けるって!」の盛り上がり、読んでてこっちまで泣きそうになった。旅行、絶対いい日になるよ!