テラーノベル
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はぎ取った夜着で絡めとるように両腕をひとまとめにして片手で頭上へ押さえつけられたリリアンナは、なすすべもなくランディリックを見上げる。
「リリー、綺麗だ」
ランディリックが、そっと胸のふくらみへ触れ、そこへ唇を寄せた。彼の吐息が肌に触れるのを感じて、恥ずかしさにギュッと目を閉じる。
でも、そのせいで触れられる感覚が余計に研ぎ澄まされてしまうだなんて、リリアンナは知らなかった。
ランディリックは胸の頂を避けるようにリリアンナの肌へチクリとした痛みを与えては去っていく。目を閉じていて見えないけれど、きっとそのたびに赤い鬱血痕が刻み込まれているんだろう。
やめて……と言いたいのに、下手に口を開けば淫らな吐息が漏れてしまいそうで、リリアンナはぐっと唇を引き結ぶ。
そうして気が付けば、ランディリックの手はリリアンナの下腹部へ伸びていて……下穿きの紐を解かれていた。
少しでも身じろげば、支えを失った薄布が下腹部から離れてしまいそうで、リリアンナはぎゅっと膝を合わせるようにしてそれを防ぐので精一杯。
それだけで、もうギリギリ。余裕なんて全くないのに、ランディリックはリリアンナのじんわりと熱を宿すところを見つけ出しては、容赦なく触れてくる。彼の熱い唇で肌を吸い上げられ、大きな掌で皮膚を撫でさすられるたび、ダメなのに身体が勝手に反応してしまう。
怖くて拒みたいのに、どうしても抗えない相反する感情を、
「ランディ……、や、だっ……!」
震える声で、か細く途切れ途切れ。拒絶の言葉を紡ぐことで何とか表現しようとしたけれど、吐息交じりのセリフは言葉裏腹。リリアンナ自身にでさえ、ランディリックに媚びているようにしか聞こえなかった。
ランディリックは、その反応を見下ろしたまま、何も言わない。
ただ――逃がさないとでも言うように、リリアンナを強く抱き寄せ、押さえ込んでくる。
散々周囲を撫でまわされ、なのに一向に触れられないままに放置されていた胸の先端が、じんじんと痛むみたいに存在を主張している。あまりのもどかしさに、リリアンナは気づけば身体を揺らしていた。
「リリー、して欲しいことがあるなら言ってくれないと伝わらないよ?」
絶対に分かっているはずなのに――。
ランディリックから意地悪くそう問いかけられた時、あさましい気持ちを見破られたみたいで、恥ずかしくてたまらなくなり、ギュッと唇を噛み締めたら「ダメだよ?」とたしなめられた。そうして唇の隙間へ割り入ってきたランディリックの指先が、くちゅくちゅと水音を立ててリリアンナの口腔内をかき回す。
「はぁ、ん……っ」
ランディリックの指を噛んではいけないと思えば思うほど、口の端から吐息がこぼれて、唾液が口の端からあふれ出て、水音を激しくする。
ややして、リリアンナが気を抜いた瞬間を見計らったみたいにチュッと胸の頂を吸い上げられたリリアンナは、堪えきれない喘ぎ声を漏らした。
コメント
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ランディが壊れた!
#独占欲
#ワンナイトラブ